ブックタイトルこだわりのモノづくり電子書籍
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こだわりのモノづくり電子書籍
期待の新素材CNTを大型事業に日本資材市場のグローバル化の加速で化学品専門商社は今、大きな変革のうねりの真っ只中にある。メーカー志向を一段と強める日本資材も、創業65年を迎えた今年、次代のあるべき姿を探ろうと複数のプロジェクトを立ち上げている。キーワードは「オンリーワン&ナンバーワンを目指して行動するテクニカルカンパニーの創造」。カーボンナノチューブ(CNT)への本格進出や、農産物や食品加工残さを飼料として再利用する環境事業、それに主軸の繊維加工ビジネス(透湿防水加工処理など)の新市場開拓などが動き出しており、高野繁正社長は「創業70年を迎え2019年に当社がどう変貌しているか楽しみだ」と目を輝かせている。大型事業への育成を目指すCNT事業は、CNTを樹脂や塗料などに配合しても超均一に分散できる技術を確立している点が最大の強みだ。網の目のように複雑な形状のCNTは溶液や樹脂中に均一に分散することが難しいが、同社は独自の粉体加工や界面制御技術でこのハードルをクリア。CNTを高品質で塗料化できる体制を整えた。高野社長は、「炭素メーカーのCNT加工の受託を積極的に引き受けていきたい。電子分野や構造材などの広い用途で使われるCNT分散液を安定的に供給できる自信はある」ときっぱり。すでに製造子会社、ダイニチ(滋賀県愛知郡愛荘町)内にCNT専用の加工ラインが完成しているようだ。また、農産物・食品の加工残さの飼料化も、飲食業界の廃棄物削減の動きを追い風に成長が見込めるビジネスだ。専門の研究者らと共同で、栄養素を濃縮する発酵技術などを開発。持ち込まれた残さから重金属などを除去する手法も確立しており、すでに実証試験は本格化している。リンゴの産地の青森県などで本格導入が検討されているようで、来期にも第一弾の事業が始まりそうだ。一方、繊維加工ビジネスでは、繊維の透湿防水加工処理、生地とウレタンフィルムのラミネート加工などの歴史のある自社の得意技術を前面に押し出し、高付加価値が期待できる特殊用途を掘り起こす方針。超高齢化社会の到来でベッドやシーツの防水加工の新規需要が期待でき、同社はきめ細かな技術サービスを強みに受注の獲得に乗り出している。食品残渣リサイクル設備社名日本資材株式会社住所大阪市中央区博労町1-5-6代表取締役社長高野繁正電話06-6264-0222設立1949年(昭和24年)1月事業内容産業用原材料、電子材料、ラミネート加工品、染色装置・環境設備機械の販売