ブックタイトルこだわりのモノづくり電子書籍

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概要

こだわりのモノづくり電子書籍

グローバルパインケミカル企業に前進ハリマ化成グループハリマ化成グループは、祖業である松(パイン)から採れるロジン(松脂)をはじめとした化学物質を主軸に拡大を遂げてきた。「パインケミカル(松の化学)」で培ってきた技術を駆使して生み出した素材は、印刷物、自動車、建築物、電子機器などさまざまな産業で不可欠な原料として活躍している。創業は1947年11月。創業者である故長谷川末吉氏が、生松脂蒸留技術を発展させる目的で今の兵庫県加古川市に「播磨化成工業株式会社」を設立した。以後、生松脂の蒸留だけにとどまらず、製紙用サイズ剤やフタル酸樹脂などの製造も始め、事業領域を広げた。58年には松の間伐材などを用いて紙パルプを製造する工程で副生される粗トール油からロジンと脂肪酸を精留する国内初のトール油精留設備を完工させた。これにより農産品であったロジンを工業製品へと進展させた。さらに精留技術の向上と環境配慮を目指し、73年に年間7万トンの生産能力を持つ世界初の完全クローズドシステムによるトール油精留プラントを立ち上げた。現在、松の木の幹に傷を付け分泌される生松脂から採取できる「ガムロジン」と、粗トール油を分離、精製して得られる「トールロジン」の2種類のロジンを取り扱っているメーカーは世界でもハリマ化成グループを含めごくわずか。目下、国外には10の国と地域に22カ所の製造拠点を擁している。海外に初めて進出したのは74年。ブラジルに設立した「ハリマ・ド・ブラジル」で生松脂蒸留を手掛けたのがグローバル化の第一歩。その後、米国や中国などにも工場、営業所を設け、世界中に拠点網を張り巡らせてきた。そして2011年2月、米国の化学メーカーから買収したロジン関連事業をローター社としてスタートさせ、グローバル展開に拍車が掛かった。12年10月に持株会社制に移行し1973年完成のトール油精留設備てからも複数の拠点を構える中国に同国グループ会社の税務、法務、人材育成などの業務を取りまとめる管理会社を新設したほか、スウェーデンのバイオディーゼル用脂肪酸メーカーに出資しトールロジンを強化するなど、グローバルパインケミカルメーカーとしての地位を着実に築き上げつつある。ロジンを活用した素材の拡充はもちろん、優れた物性を発揮させやすい石油などの化石燃料由来の商材の品揃えにも力を入れて取り組んでいる。同社の製品は、印刷インキ用樹脂、塗料用樹脂、粘接着剤用樹脂、合成ゴム用乳化剤、製紙用薬品、電子機器に使われるはんだなどの接合材といった幅広い分野で利用されており、人々の暮らしに役立っている。今後も「自然の恵みをくらしに活かす」を基本理念に据え、パインケミカルを核に豊かな社会の創造を追求していく。社名ハリマ化成グループ株式会社住所東京本社=東京都中央区日本橋3-8-4日本橋さくら通りビル5F大阪本社=大阪市中央区今橋4-4-7淀屋橋ビル5F代表取締役社長長谷川吉弘電話東京本社03-5205-3080大阪本社06-6201-2477創業1947年(昭和22年)事業内容持株会社としてグループ経営戦略の策定・推進や、樹脂・化成品、製紙用薬品、電子材料事業を主とする各事業会社の経営管理