ブックタイトルこだわりのモノづくり電子書籍
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こだわりのモノづくり電子書籍
ダイソー高強度タイプのシリカゲルを新発売ダイソーの液体クロマトグラフィー(HPLC)用シリカゲル「ダイソーゲル」は多孔質のシリカゲルで表面との相互作用により分離、精製を可能にする素材である。同社は高性能な球状シリカゲルに加え、これを基材として表面に独自の化学修飾を施した修飾型シリカゲルまで一貫して生産、販売を実施している。製品については米国食品医薬品局(FDA)のDMF(ドラッグ・マスター・ファイル)に登録するなど徹底した品質管理がなされている。ダイソーゲルはダイソーの代表的製品であるカ性ソーダの誘導品として1980年代に研究開発をスタートした。以来、93年に尼崎工場で球状シリカゲル生産設備を建設するとともに、翌94年には松山工場に修飾型シリカゲル工場を建設し一貫生産の体制を構築した。ダイソーゲル製造における拘りの一つにその粒子径、ならびに細孔径の細やかな調整がある。粒子径が小さい(1.7~5マイクロメートル)分析用から、粒子径が大きい(10~50マイクロメートル)分取精製用まで幅広い粒子径を制御でき、細孔径も6~200ナノメートルまで任意に調製できるノウハウを有する。工業レベルでのHPLC用の球状並びに修飾型シリカゲルの生産量では世界でも有数の規模を誇る。現在、生産設備は全てを尼崎工場に集約、今春には球状、修飾型ともに生産能力を増強した。同社が特に力を入れているのが医薬品用の分取精製分野である。分取する化合物に合わせて基材シリカゲルの細孔径と粒子径の最適化を図り、さまざまな分離要求「ダイソゲル」に対応するため、修飾型の種類も豊富に揃えている。またラインアップとして高強度タイプのシリカゲルを新発売した。この新商品は、物理的耐久性を向上させるとともに、シリカゲルの弱点とされる耐アルカリ性も向上させたシリカゲルである。今後、この新規高強度タイプの基材シリカゲルに合わせた表面修飾に関する技術開発を強化していくという。現在、用途のほとんどが製薬分野で使用され、市場の7割以上は海外という。欧米では製薬メーカーを中心に採用が拡大しており、最近ではジェネリック医薬品の製造で中国やインドなどアジア地域での使用も増加してきている。ダイソーとしてはニッチ領域ながら成長市場である分野だけに、医薬中間体などを手掛けるグループ会社のサンヨーファインとのシナジーを生かし、強化拡大を進める考えだ。社名ダイソー株式会社住所大阪市西区阿波座1-12-18代表取締役社長執行役員佐藤存電話06-6110-1560創立1915年(大正4年)事業内容ソーダ薬品、無機・有機化成品、合成樹脂、医薬品原薬・中間体など製造・販売