ブックタイトルこだわりのモノづくり電子書籍
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こだわりのモノづくり電子書籍
「エポクロス」をグローバル製品に日本触媒日本触媒が環境特性に優れた次世代製品と期待するのがオキサゾリン系反応性ポリマー「エポクロス」だ。世界では同社のみ事業化する高分子ポリマーで、オキサゾリン基というユニークな官能基を有する。親水性官能基の代表であるカルボキシル基との反応性が高く低温硬化を可能とし、硬化時に副生物がなく低毒性など安全性、環境特性も高い。塗料やコーティング、接着剤などの架橋剤として、また樹脂用の相溶化剤としても有望視。今後はグローバル製品に育成、強化していく。近年は環境対応としてVOC削減のみならず、PRTRやISO14001といった廃棄物削減の潮流にあり、エポクロスも、より安全・安心な架橋剤を探求する中、ダウケミカルからの技術ライセンスに自社の持つポリマー化技術を組み合わせ、94年から事業化した。官能基にはエポキシやアジリジンと異なるオキサゾリン基を持つことから水系樹脂に多いカルボキシル基との高い反応性が特徴で、80~120度Cと低温で硬化し副生物もなく毒性も低く、配合残液や洗浄液が発生しない一液安定性。このほか耐水性、耐候性、塗膜強靭性も特徴だ。用途は水系架橋剤と相溶化剤。水系架橋剤では塗料やコーティング・接着、繊維処理など幅広い。有望視するのがコーティング・接着分野。とくに相性の良いポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム向けは電子材料や太陽電池、包材などの成長分野が期待される。現在は日系ユーザーがメインだが、今後はアジアを含めた海外展開にも力を注ぐ。相溶化剤も熱可塑性樹脂との混練液晶テレビなどに使われるPETフィルム向けに期待でカルボキシル基、チオール基、フェノール性水酸基などと素早く反応、分散相が微分散化した海島構造を形成し耐衝撃性などの物性改良の向上に寄与する。架橋剤はエマルジョン向けがビーズ状、水溶性向けが百足状の構造を持ち、ポリマー主鎖もそれぞれアクリル系、スチレン系と差異がある。相溶化剤も百足状だが、ポリマー主鎖はポリスチレン(PS)系。反応相手はPETやポリブチレンテレフタレート(PBT)、変性ポリプロピレン(PP)、ポリカーボネート(PC)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)など幅広く、ニーズによってはポリマー主鎖をABS系などに変更可能だ。それぞれタイプは異なるが、ポイントはポリマー主鎖に付くオキサゾリン基が無数にある点。カルボキシル基との反応がスピーディーかつ効率的に進むため添加量も少なくて済み、コストパフォーマンスも高い。現在、生産および在庫管理は姫路製造所のほか、一部外部委託も検討しており、安定供給体制の確立を急ぐ。今後はグローバル化を念頭に、姫路以外の生産拠点や在庫も早期に検討していく。社名株式会社日本触媒住所大阪本社大阪市中央区高麗橋4-1-1興銀ビル東京本社東京都千代田区内幸町1-2-2日比谷ダイビル代表取締役社長池田全電話06-6223-9111(大阪)03-3506-7475(東京)創業1941年(昭和16年)事業内容酸化エチレン、アクリル酸・エステル、高吸水性樹脂、プロセス触媒など製造・販売