ブックタイトルこだわりのモノづくり電子書籍

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概要

こだわりのモノづくり電子書籍

石化製品加え歴史に新たなページ豊国製油豊国製油は今年、大きな転換点を迎えている。創業以来60有余年、一貫して植物油脂メーカーであった豊国製油が、石油化学製品であるαオレフィン誘導体を事業に組み入れたのだ。長い歴史に新たな1ページを飾る年となるが、そこには創業者であり、会長だった故今川金治氏から続くモノづくりへのスピリットが息づいており、単なる継承ではなく挑戦することに企業の価値があると説く。今後もさらなる進化を遂げるべく挑戦は続く。豊国製油は1951年(昭和26年)、大阪市東住吉区で産声を上げた。当初は原料不足から、植物油から魚脂、牛脂など手当たり次第に買い集めることもあったという。その後、原料供給も安定化したことで主力の食用油に加え、現在の主流である工業用ヒマシ油生産に乗り出した。当時は原料ヒマ種からのヒマシ油抽出量は少なかったが、研究を重ね新たな抽出法の開発に成功、生産量が増えたことで一気に事業の中核になった。64年には本社を現在の八尾市老原に移転するとともに、ヒマシ油からセバシン酸生産に進出した。当時、高品質品生産には複雑な化学的処理が必要とされたが、積極的な投資と研究の末、65年に国内で初めて高品質品の連続生産に成功した。セバシン酸は樹脂製品に不可欠のみならず、幅広い応用領域を持ち、現在は同社の看板製品の1つとなっている。近年は植物由来という特性から環境に優しいとして注目を集めている。97年(平成9年)には三重県津市に三重工場が完成、本社との2拠点体制を確立し、BCP対応を踏まえユーザーへの安定供給に応えた。現在は研究開発機能も有し、ヒマシ油誘導体開発の中心を担っている。今年になってオレオケミカルメーカーから総合化学メーカーへ変貌の先駆けとして、取引のあった石油精製メーカーから石油化学製品であるαオレフィン誘導体事業の一部を移管、2量体(ダイマー)とポリマーを製品群に加わった。2製品ともに環境負荷低減を特徴としており、既存の植物油脂創業当初の精製設備(大阪市東住吉区)系とともに環境志向のユーザーに寄与できると期待している。今後も同社はユーザー視点に立ったモノづくりの基本は堅持しつつ、変化を恐れず臨機応変にフレキシブルな企業風土のもと、日々事業を新たにしていく構えであり、その先には100年企業があるとみる。社名豊国製油株式会社住所本社・工場大阪府八尾市老原4-170代表取締役社長今川和明電話072-949-4121設立1951年(昭和26年)事業内容植物油脂、化成品およびヒマシ油とその誘導体の製造