ブックタイトルこだわりのモノづくり電子書籍
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こだわりのモノづくり電子書籍
需要増に応える天然ハッカ鈴木薄荷天然ハッカ(-メントール)の国内需要が伸びている。昨今、『天然メンソール100%使用』というキャッチフレーズを付けたタバコが発売されるなどチューインガムのような菓子類、歯磨き粉、タバコ、湿布薬、冷感商品などに含まれ、総体的に需要は右肩上がりが続いている。その理由はハッカの特徴である清涼感にあり、国内だけでなく中国などBRICs各国での需要も増加傾向を辿っている。ハッカは天然品と合成品がある。天然品はハッカ草から抽出したもので、一方の合成品は日本の大手香料メーカーが1983年に不斉合成によるメントールの工業化を果たし、需要増に一役果たしている。天然品の原料となるハッカ草は、3000年以上も前にエジプトでの栽培が記録されている。富豪は香水風呂に、庶民も傷口治療に使っていたといわれ、日本に持ち込まれたのは平安時代。また、ハッカは収穫したハッカ草を乾燥させ、水蒸気蒸留で得たハッカ油が容器に入れられ、カサが減る(収油率1~2%)ので馬車輸送に便利だったことから、『荷が薄くなる』ことで薄荷(ハッカ)と書くようになった。そのハッカ草は戦前には北海道が一大生産地だったが、戦中に食料難からその畑が食物畑化し、今日ではハッカ草の一大産地はインドとなっている。そのインドでは一般的に3毛作が主流で、米、麦そしてハッカ草などが作付される。春にハッカ草の根付けを行い、雨季に入る6月前に収穫する。そのため、根付け量、収穫量がその年のハッカ市況を左右する。今年は近年の需要増に応じ、作付面積は増えたが、例年に比べインドへのモンスーンの到来が早く、収穫のタイミングを逃した地域が散見された。期待ほどの収穫成果を得られていないと思われるが、ハッカ草の市況価格は6月に1キロ当たり1100インドルピーだったものが、7月には同1000インドルピーを割りハッカ脳の結晶込んだ。市場関係者は今秋の価格動向を注視しているが、近年の高値安定には変わりはない。日本には現地で蒸留された原料油として持ち込まれ、透明なハッカ油(薄荷薄油)や無色な針状結晶のハッカ脳(-メントール)へと精製される。戦前には日本にハッカ精製会社は数多くあったが、今では関西に数社残る。そのひとつが鈴木薄荷である。鈴木薄荷では日本薬局方や食品添加物の適合品を製造し、化粧品にも使用される高品質商品を市場に提供している。社名鈴木薄荷株式会社住所兵庫県神戸市灘区下河原通1―3―1代表取締役社長和田芳明電話078-881-0077創業1927年(昭和2年)事業内容天然ハッカの-メントール(薄荷脳)、ハッカ油(薄荷白油)製造販売