ブックタイトルこだわりのモノづくり電子書籍
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こだわりのモノづくり電子書籍
食用色素の世界ブランド三栄源エフ・エフ・アイ三栄源エフ・エフ・アイは世界に通じる食用色素のブランドとして広く認知されている。同社は食品添加物の国内最大手企業で創業時から食品向け色素に関わってきた。色素研究では群を抜き、常に安心安全を念頭にレベルの高い品質管理を行いながら色素の本質研究に邁進している。三栄源エフ・エフ・アイの創業は1911年(明治44年)だが、1931年に三栄化学工業所の発足で基盤が固まる。初代社長の清水源吉氏は、メーカーとしての国産色素の開発に乗り出し、ここから日本の合成色素生産の歴史がスタートする。1941年には厚生省(現・厚生労働省)告示により食用色素の官封制度(国家検定で合格した旨の証紙を貼付して販売する制度)が実施され、三栄の色素が官封第1号となった。このことを機に色素業界のリーディングカンパニーとしての地位を一歩ずつ築き上げてきた。戦後、食の安心安全機運が高まりをみせ、食品添加物の規制が強まった。そのため天然色素の使用が増加し、このことも同社の存在を改めて高めた。1966年、同社は規制を受けた食用だいだい色一号の代替えとして、南米ペルー原産のアナトーシードを原料とするアナトー色素を開発し、上市した。このアナトー色素は国内で商業化された初の天然色素となった。これ以降、コチニール色素、ベニバナ黄色素、紫トウモロコシ色素など数多くの天然系色素の開発を進めた。なかでも赤キャベツ色素は、原料の栽培から製品化まで、一貫して国産にこだわり続け、純国産天然色素となった。その赤キャベツ色素は、商品化して10年後の1991年、米国FoodProcessing賞を受賞するほどの世界的ヒット商品となった。これらの商品化を支えるのが培った精製技術。基本は色素成分の純度をより高める技術と、不純物の除去技術の二つあるが、とくに必要な色素以外の成分を除去する精製技術には同社は特出したノウハウをもつ。色素以外の成分を除去することで、純度の高い色素開発が可能となり、沈殿物問題を数多く解決している。その一例として、赤キャベツに含まれる硫黄化合物の臭いが漬物臭として存在していたが、その除去に成功。この脱臭技術は他の色素にも応用が広がった。技術の蓄積はコチニール色素のアレルギー問題に対しても成果をみせる。アレルゲンを示すタンパクを確認し、精製技術を駆使して、2001年、世界で初めて低アレルゲンコチニール色素の商品化を果たした。国内では「色素の三栄」ブランドは不動の地位を築いたが、今では世界市場を視野にブランド浸透に取り組んでいる。本社工場(大阪府豊中市)社名三栄源エフ・エフ・アイ株式会社住所大阪市中央区平野町1―4―9会長兼社長清水孝重電話06―6202―3751創業1911年(明治44年)事業内容食品・食品添加物・食品材料・工業製品の製造および販売