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2017年05月24日 前へ 前へ| 次へ 次へ

日本の化粧品産業の技術の「いま」

 日本の百貨店の1階にはたいがい化粧品売り場があり、そのため独特のにおいがただよっている。1階にある理由はいくつかある。においが建物にこもりっきりになるのを防ぐためドアの開閉があるフロアに置いた。百貨店の主力の顧客は女性だから、女性好みの商品である化粧品を入口に置いて客を引き寄せ、噴水のように上層階に客を持ち上げる▼化粧品は、女性の美へのあこがれそのものといってもよいだろう。最初の化粧は呪術的な意味合いが強かった。日本では古墳時代の埴輪に赤い顔料で顔や身体に化粧を施したものが残されている。ここから時代が下るにつれ、化粧は美やおしゃれにつながるようになる▼日本の化粧品の技術は世界トップレベルだ。最新の技術を競う国際大会で最優秀賞を受賞したり、シワ改善をうたう薬用化粧品を2社が相次いで製品化したり、その証左には事欠かない。もちろん安全性も高く、これらが相まって、日本製品の輸出は右肩上がりに増えている。香港、中国、台湾などアジア向けが多い▼来週31日から横浜で化粧品産業技術展(CITE Japan)が開かれる。出展社300社以上、技術発表会は150件以上に上るという。日本の化粧品技術のレベルを知らしめるとともに、新たなビジネスの芽が数多く生まれることを期待したい。


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