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2017年03月17日 前へ 前へ次へ 次へ

進化の新たなステージ迎えたDSM

 時代に合わせて事業内容を変え、成長を続ける企業は少なくない。施策が時には実らずとも変化を通じ生き残りを果たし、結果的に業績に結びつける。その代表的一社がDSMである。1902年にオランダ国営石炭会社「Dutch State Mines」としてスタートし、いまやライフサイエンスとマテリアルサイエンスを主軸に据えた企業になった。115年の歴史のなかで社名こそ変わらないが、業容の変化には目を見張らざるを得ない。石炭から化学への事業の転換、地方の一企業からグローバル企業へ、そして国営から民営化へ―。その歴史を要約すると、こうなる。
 現在に至る変化の契機になったのは「ビジョン2005―フォーカス&バリュー」と題した経営計画だ。2005年までの道筋を描いたもので、石油化学事業からの撤退と、ライフサイエンス、機能性材料といった領域を強化するのが骨子。この計画に沿って石化事業をSABIC(サウジ基礎産業公社)に売却、その一方でロシュからビタミンとファインケミカル事業を買収した。
 その後、5年ごとの経営計画を策定して、着実に実行してきた。DSMのフェイケ・シーベスマCEO(最高経営責任者)は昨年、本紙との会見で「DSMは朝日が昇る時のような、勢いのある領域に投資することを選択した」と事業転換の背景を語った。そして何が、より重要になっていくのか、トレンドは何かを検討し「健康、サステナビリティといったことに貢献できれば、より成長の可能性が高まり、収益も向上すると判断した」と強調した。
 実際、日本でも新しい取り組みを始めている。個々の健康状態に合わせた栄養摂取や健康管理を指導する「パーソナライズド・ニュートリション」では、日々の健康状態を「見える化」するサービスを展開しているエルステッドインターナショナル(東京都港区)と提携。DSMの微量栄養素に関する知見と、エルステッドの健康状態を把握する技術を融合して事業創出を目指している。
 DSMの経営会議ボードメンバーであるディミトリ・ドゥ・フリーズ氏は、先ごろ東京で開催した「第1回DSM環境経営フォーラム」の基調講演で、社名が国営石炭会社に由来することを示したうえで、今日のDSMを「Doing Something Meaningful」と言い表わした。人類や地球環境にとって意義深いことに取り組み、具体化する企業として発展していくという宣言である。新たなステージを迎えたDSMに期待したい。


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