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2017年02月17日 前へ 前へ次へ 次へ

【トップインタビュー】 第一工業製薬 坂本 隆司 会長兼社長

【トップインタビュー】 第一工業製薬 坂本 隆司 会長兼社長

 ▼ 5カ年計画「REACT1000」の2年目が終わろうとしています。進捗状況はいかがですか。

 「売上高は目標と乖離している。利益は計画通りで、これは原料安の影響もあるし、電子材料や糖の誘導体といった新規事業が貢献している。昨年度は最高益を更新したが、今年度もよほどのことがないかぎり同等以上を狙えるだろう」

 ▼ 売上高が目標と乖離している理由は。

 「太陽電池用途の導電性ペーストが市場環境の悪化で低迷したほか、海外事業がマーケティング不足もあり思うように伸びなかった。もともと20年度が最終の現5カ年計画は、売上高1000億円を視野に入れられるようにする期間に位置づけている。このゴールは変えずに20年度の売上高は見直す予定だ。1月下旬にプロジェクトチームを立ち上げ、営業の効率化などについて議論している。利益面はナフサ価格が上がる見通しだし、四日市事業所霞工場の減価償却がボディーブローのように効いてくるが、営業利益率8・0%、純利益36億円、ROE(株主資本利益率)10%は変えない。社員の海外留学、博士課程への派遣をしている人材育成など、定性的な項目では着実に手を打っている」

 ▼ 海外売上高比率は20年度に20%の目標を掲げています。

 「目標は下げない。シンガポール現法の活用、欧州の化粧品分野での拡販、台湾合弁における界面活性剤などの事業拡大を進める。また、トランプ大統領うんぬんは抜きにしても米国企業は強い。当社のビジネスは小規模だが、現地パートナーと組んで食い込みたい」

 ▼ 霞工場では電子材料、トンネル用固結剤のプラントが稼働し、特殊界面活性剤のプラントも建設予定です。

 「いいものをつくって売るという方向と、自社にしかできない技術でユーザーに貢献するカスタマーオリエンテッドの両方が大切だ。霞工場のこれまでのプラントは特定ユーザーのためのものだ。生産受託だけではなく、当社の技術力を生かし、ともに次世代材料を開発していく計画もある」
 「一方、日本でいいものをつくれば世界で売れる。AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)にしても、センサーなどキーとなる技術は日本に優位性があると聞く。セルロースナノファイバー(CNF)『レオクリスタ』にもチャンスがあるとみている。用途に対してひとつの機能を提供するだけでなく、他素材との組み合わせなどによる複合機能の提供によって新規用途を開拓できるはずだ」

 ▼ 御社が志向するユニークな製品でニッチ市場を取る"ユニトップ"は、売上高1000億円という規模の拡大と両立しますか。

 「できると思う。当社には少量多品種でやってきたがゆえの強みがある。多様な技術の"塊"を組み合わせる発想の転換で需要は生み出せる」

 (聞き手=佐藤尚道)

 【ひとこと】「研究者は自分のテーマに集中しがち。わたしはそれらの"塊"を別のものとつなげたい」と意気込む。社外と"塊"を結びつける活動にも積極的で、機械メーカーとの連携も模索しているという。銀行や投資信託で培った株式市場を意識した視点、「化学はアート」と語る発想と、技術志向の企業体質との融合。厳しい環境を生き抜くために不可欠なバランスが取れているようにみえる。


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