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2017年01月12日 前へ 前へ次へ 次へ

【トップインタビュー】 ダイセル 札場 操 社長

【トップインタビュー】 ダイセル 札場 操 社長

 ▼ 3カ年中期計画「3D―II」が最終年度です。

 「為替や原料価格の変動が大きく響き売上高目標は未達の見込みだが、営業利益は達成する見通しだ。ただ、有機合成事業や合成樹脂事業など販売数量自体は増えている。国内市場が縮小するなか海外で伸ばしており、その意味ではいい環境が整った」

 ▼ 事業環境をどうみますか。

 「セルロース事業は、液晶向けフィルム用酢酸セルロース(TAC)がここ数年は横ばい傾向にある。たばこフィルター用アセテート・トウは中国市場が悪いものの、大口顧客と複数年契約を結んでいるため、数量は確保できている。セルロースは衛生材料や水処理膜などの用途もあり、次にどういうソリューションを提供するかが大事だ。また、大竹工場で1'3?ブチレングリコール(BG)の増強工事が昨年11月に完了した。化粧品向け需要に対応したもので、しっかり立ち上げる」
 「キラル関連事業は中国、インド向けのカラム販売がここ数年伸びている。中国はキラル試薬のラインアップが豊富で、これを全世界で売っていく。インドでは米食品医薬品局(FDA)認証以降、受託分析サービスの需要が急拡大しており、大幅な要員増と新たな自社建物の建設を計画している」

 ▼ 火工品事業について。

 「自動車エアバッグ用インフレータの緊急増産はもう少し続くが、ライン増設は終わっている。これまで日系顧客が主体だったが、緊急増産により欧米顧客とも直接対応できるため今後に生かしたい。加えて、当社のインフレータ搭載車の切り替え時期でもあり、新商品のライン建設、納入が続いている。また、インフレータ向けガス発生剤を日本、米国、中国に続いてタイでも生産する計画だ」

 ▼ 新事業で期待する分野は。

 「メディカル・ヘルスケアではキラル分離の周辺や口腔内崩壊錠用プレミックス添加剤などを揃えているほか、火薬の力を活用して薬剤を投与する新規投与デバイスの開発も進めている。これらが医薬品開発関連で1つのビジネスの塊になってほしい。プリンテッドエレクトロニクス材料が充実するなど、電子情報材料も期待できる。研究開発を加速するため総合研究所と姫路技術本社を『イノベーション・パーク』として集約し、新たな研究執務棟が今春完成する。イノベーションに向けて、あらゆる技術部門のスタッフが集う施設にする」

 ▼ 次期中計の考えは。

 「現中計の売上高5000億円という目標は、既存ビジネスだけの成長では次の3年でも超えることは難しいだろう。そのため、技術提携や業務提携、M&A(合併・買収)など、外の力をもっと積極的に活用する必要がある。人材面でも研究開発や各事業部門に大手電機、自動車など他の業界からの採用を増やしている。当社になかった力も結集し成果につなげたい」

 (聞き手=児玉和弘)

 【ひとこと】4月からの新中計「3D―III」は、長期ビジョン達成に向けた3つの中計の最終段階。これまでで物足りなかった部分を見極めながら「目標数字は変えないとしても、今までとは何が違うかを示す」方針で、新たな切り口で事業の方向性を明らかにする。メディカル・ヘルスケアなどの事業領域で着々と布石を打っており、成長を担う新たな商材の育成も注目される。


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