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2016年04月12日 前へ 前へ次へ 次へ

医薬原薬・中間体 市場動向を追う 《1》 「激変期」の製薬産業

 国内の製薬産業が激変の嵐にさらされている。後発薬の数量シェアを80%にするという政府目標が掲げられ、新薬、後発薬メーカーの双方がその対応に追われている。こうした環境変化は、原薬・中間体企業にも当然及んでいる。後発薬向け需要の急拡大に端的にみられるようにビジネスチャンスであると同時に、対応を誤れば今後の企業存続にさえ影響を及ぼしかねない。安定供給や品質保証力、コスト競争力に代表される「真の実力」が試されていくことになるだろう。関連業界の動向を追った。

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 新しい後発薬目標は、後発品と特許切れ製品の合計におけるシェアを2017年央に70%以上、18年度から20年度末までの間の早い時期に80%以上にするというもの。18年3月末までに60%としていた従来よりも大幅な速度向上を迫られる。

*変わる事業モデル*

 後発薬のシェア拡大は、新薬メーカーにとっては長期収載品と呼ばれる特許切れ製品に依存したビジネスモデルの終焉を意味する。日本では、特許が切れ後発薬が出てきても直ちには急激な売り上げ減には見舞われず、利益を上げ続けることができた。しかし、これが難しくなることで、新薬を次々に出し続けていかなければならない必要性がより高まる。新薬開発の難易度は年々高まる傾向にあることから、開発競争は一段と厳しさを増す。一方で、有望な新薬への優遇策を政府も推進。オープンイノベーションの活用など新時代に対応した取り組みに成功した企業だけが生き残ることになる。

 医薬品原料メーカーは、こうした新薬メーカーの動きに連携していくことが求められてくる。原薬レベルでは、場合によっては研究開発から一体的な取り組みを進め差異化を図ることも一層積極化していかなければならない。

 また後発薬業界はシェア80%時代に向け、少なくとも向こう数年間の市場拡大を約束された一方で、安定供給を維持しながらシェア目標を達成するという責任を担うことになる。専業メーカーだけでなく、新薬メーカーや外資系大手も参入を本格化しており、競争条件は新薬業界と同じく厳しい。

*供給力拡大が課題*

 その中で最も大きな課題となっているのは、やはり供給力の拡大だ。医薬品はその性質上、欠品がでることは許されない。万が一の際のバッファー分も含め、余裕のある供給余力を持たなければならず、大手を中心に活発な設備投資や設備買収の動きが繰り広げられている。

 爆発的な需要増に応えるには、原料サイドにも供給責任が強く要求されてくる。しかも、品質に関しては一つも手を抜けない。時々の規制対応に的確に対応していくことも必須条件だろう。逆にいえば、製薬産業との信頼関係を確固としたうえで従来以上に相互の情報交換を緊密化し、これらの条件をクリアしていければ、激変する市場でも勝機を見出せるはずだ。


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