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深刻な大気汚染に悩むインド大都市
デリーが258、ムンバイが315、コルカタが231...。2月のある日、インドの新聞に掲載されていた前日午後4時のPM2・5の数値だ。単位は1立方メートル当たりのマイクログラム。日本の環境基準(35マイクログラム)の5倍から10倍に相当する水準だ。翌日の予想数値とともに、表で掲載されていた▼インドの首都ニューデリーは、世界で最も大気が汚染された都市という不名誉な称号を持つ。出張で訪れると、確かに街全体がスモッグで覆われていた。インド政府は対策の1つとして、ディーゼルエンジンの規制に乗り出している。排気量の大きいディーゼルエンジンの搭載を禁止するものだが、規制する排気量を段階的に拡げていく構えだ▼フォルクスワーゲンに続き、メルセデス・ベンツのディーゼルエンジンも今月、米国で不正疑惑問題が表面化した。まだ民事訴訟の段階だが、先行き大きな影響が予想される。問題のエンジンは外気温が10度Cなど一定値を下回った場合、窒素酸化物(N0x)などの排出量が大きく増大するようだ。冬場になるとPM2・5の値が増加する現象と符合していることが大いに気になる▼いずれにしても、自動車はEV化の流れが強まると予想される。自動運転技術の開発競争も一段と激化している。自動車業界に再び、グローバルな再編の予感が強まってきた。