日付検索

2015年11月の記事を読む
2015年10月の記事を読む
2015年9月の記事を読む
2015年8月の記事を読む
2015年7月の記事を読む
2015年6月の記事を読む
2015年5月の記事を読む
2015年4月の記事を読む
2015年3月の記事を読む
2015年2月の記事を読む
2015年1月の記事を読む
2014年12月の記事を読む
2014年11月の記事を読む
2014年10月の記事を読む
2014年9月の記事を読む
2014年8月の記事を読む
2014年7月の記事を読む
2014年6月の記事を読む
2014年5月の記事を読む
2014年4月の記事を読む
2014年3月の記事を読む
2014年2月の記事を読む
2014年1月の記事を読む
2013年12月の記事を読む
2013年11月の記事を読む
2013年10月の記事を読む
2013年9月の記事を読む
2013年8月の記事を読む
2013年7月の記事を読む
2013年6月の記事を読む
2013年5月の記事を読む
2013年4月の記事を読む
2013年3月の記事を読む
2013年2月の記事を読む
2013年1月の記事を読む
2012年12月の記事を読む
2012年11月の記事を読む
2012年10月の記事を読む
2012年9月の記事を読む
2012年8月の記事を読む
2012年7月の記事を読む
2012年6月の記事を読む
2012年5月の記事を読む
2012年4月の記事を読む
2012年3月の記事を読む
2012年2月の記事を読む
2012年1月の記事を読む
2011年12月の記事を読む
2011年11月の記事を読む
2011年10月の記事を読む
2011年9月の記事を読む
2011年8月の記事を読む
2011年7月の記事を読む
2011年6月の記事を読む
2011年5月の記事を読む
2011年4月の記事を読む
2011年3月の記事を読む
2011年2月の記事を読む
2011年1月の記事を読む
2010年12月の記事を読む

ニュースヘッドライン記事詳細

2015年10月29日 前へ 前へ次へ 次へ

マラリア撲滅へ 殺虫剤・ワクチン開発前進 住化やバイエルが成果

マラリア撲滅へ 殺虫剤・ワクチン開発前進 住化やバイエルが成果

▲WHOは2030年までに患者・死者とも90%減という目標を打ち出した(写真はマラリアを媒介する蚊)


 マラリア撲滅へ向けて、殺虫剤やワクチンの開発が前進している。2000年以降、マラリアの患者数および死亡数は劇的に減少しているものの、今年もなお2億人以上が感染し、死者は40万人を超えると推計されている。世界保健機関(WHO)は今年、30年までに患者と死者をそれぞれ90%減少させるとの目標を打ち出しており、今後、開発活動に一段と拍車がかかりそうだ。

 殺虫剤開発ではバイエル クロップサイエンスがこのほど、マラリア対策用の新規の室内残効性スプレー(IRS)剤を開発、WHOへ評価を申請したと発表した。製品名は「フルドラ フュージョン」。2つの有効成分を含み、新しい作用機作を持つことで既存剤に抵抗性を発達させてきたアフリカの蚊にも効果を発揮する。同社ではWHOの評価に2年ほどかかるとみており、市場への投入は17年末になると見通している。

 WHOがマラリア対策向けに推奨している殺虫成分は、ピレスロイド、カーバメート、有機リン系、有機塩素系の4つに分類されているが、約40年にわたり新しい分類の成分が出ていない。このためサハラ砂漠以南のアフリカやインドで、マラリアを媒介する蚊の薬剤抵抗性が問題となっている。

 また今月には、WHOの諮問グループである予防接種に関する戦略助言専門家グループ(SAGE)とマラリア政策諮問委員会(MPAC)が、世界初となるマラリアワクチンの実用化へ向けた実証試験の実施を求めた。対象はグラクソ・スミスクラインが開発したマラリアワクチン候補「RTS,S」。これまでの検討で有効性を確認し、実証試験では必要となる4回の摂取を確実に行う方法の探索が課題となる。

 これに先駆け8月には、住友化学が、新規殺虫成分の現地試験をアフリカで開始すると発表している。製品化は20―25年となる見通し。現在、ピレスロイド系しかない蚊帳用の殺虫成分としての応用を目指しており、違う成分を交互に使うことで抵抗性の発達と拡大を抑える効果が期待できる。


Copyright(c)2010 The Chemical Daily Co., Ltd.