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2015年05月29日 前へ 前へ次へ 次へ

宇部興産・山本謙氏

宇部興産山本謙新社長2[1].jpg成長続ける事業体質に

▼社長就任の抱負を聞かせてください。
 「今年度は現中期経営計画の最終年度に入ったが、13、14年度の実績は当初の計画から乖離しており全体として低迷している。とくに主力の化学部門の立て直しが課題だ。一方、堅調に推移している建設資材や機械など化学以外の部門は、いかに収益力を向上させるか。外部環境が悪化しても成長する事業体質へと変革していきたい」
▼目指す会社像は。
 「各事業が、それぞれの市場にあわせて成長していく企業体だ。これまで化学部門以外は安定的に収益をあげ、化学部門で成長・拡大を図るという位置づけだった。ある事業が他の事業を下支えするという体制から脱却する」
 「化学部門はグローバルな戦略を構築し投資しているなかで、新興国メーカーのキャッチアップがある。生き残っていくためには、同じようなものを製造するのではなく、技術力、品質力などを高め、顧客に近いところで事業を展開することが重要だ。顧客が何を求めているかを的確に把握し問題解決策を示せるようにしたい」
▼化学部門の立て直しの具体的な方向性は。
 「一番の問題は業績で足を引っ張っているカプロラクタム(CPL)だ。対策の1つとして、コスト競争力を高めるために原料転換を検討中で、次期中計には実現したい。また、ナイロン原料としての自消率を上げる。昨年、スペイン拠点を増強したが、さらに年産能力を4万トン引き上げて7万トンとし、その後にタイ拠点でも同規模の増強を考えている。CPL―ナイロンチェーンとしてトータルで利益をあげる」
▼ナイロンの販路確保がカギを握ります。
 「ブラジルとメキシコに設置している現地法人を軸に南米、北米市場を開拓し、スペイン拠点の製品の振り向ける。また、当社は押出用途の割合が高いが、一方で射出分野の市場は大きく、攻め入る余地は十分にある。射出成形用ナイロンコンパウンドの委託先を欧州、中国、米国、メキシコに確保しグローバルな生産体制を整えた。自動車部品向けを中心に16年度から出荷開始を計画している」
▼リチウムイオン2次電池(LiB)材料の方向性は。
 「電解液もセパレーターもハイエンド志向で、中国市場の車載用の需要獲得を狙う。宇部マクセルが今年から、高性能な塗布型を車載向けで本格的に出荷する。今後の収益の柱になると期待している。電解液は技術と知財力に重点を置く。電解液原料ジメチルカーボネート(DMC)は、中国で製造技術のライセンス供与や合弁を選択肢として交渉を進めている」
▼さらなる成長路線をどう描きますか。
 「各製品でその分野のナンバー1を目指す。ナイロンの押出用途、特殊合成ゴムをはじめ、電材やファイン製品も育成に力を入れる」
 「大型のM&Aや事業買収などではなく、保有する技術を基盤にして既存事業の深化と、周辺領域への拡大を目指す。そのなかで外部企業・機関とのコラボレーションで新たな展開が生み出せればと考えている」
(聞き手=岩●淳一、●は立つ崎)
     
【横顔】社長就任に関して「バトンタッチされた以上は自分の意思と責任で進んでいく」と力強く語る。キャリアを培った機械事業での海外展開などを全社経営にも生かす考え。休日には、都内の美術館、庭園や公園などへ出かけて過ごす。最近はブリヂストン美術館を訪れたそうで、「本物を観るのは良い」と話す。
    
【略歴】〔やまもと・ゆずる〕77年(昭和52年)京都大学大学院工学課程修了、同年宇部興産入社。03年執行役員機械・金属成形カンパニー機械部門長兼宇部興産機械社長、07年常務執行役員同カンパニーバイスプレジデント兼機械部門長、10年4月専務執行役員同カンパニープレジデント、同年6月宇部興産機械会長、13年4月社長補佐兼グループCOO並びに購買・物流本部長および総務・人事室管掌、同年6月代表取締役。広島県出身、62歳。



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