日付検索

2015年10月の記事を読む
2015年9月の記事を読む
2015年8月の記事を読む
2015年7月の記事を読む
2015年6月の記事を読む
2015年5月の記事を読む
2015年4月の記事を読む
2015年3月の記事を読む
2015年2月の記事を読む
2015年1月の記事を読む
2014年12月の記事を読む
2014年11月の記事を読む
2014年10月の記事を読む
2014年9月の記事を読む
2014年8月の記事を読む
2014年7月の記事を読む
2014年6月の記事を読む
2014年5月の記事を読む
2014年4月の記事を読む
2014年3月の記事を読む
2014年2月の記事を読む
2014年1月の記事を読む
2013年12月の記事を読む
2013年11月の記事を読む
2013年10月の記事を読む
2013年9月の記事を読む
2013年8月の記事を読む
2013年7月の記事を読む
2013年6月の記事を読む
2013年5月の記事を読む
2013年4月の記事を読む
2013年3月の記事を読む
2013年2月の記事を読む
2013年1月の記事を読む
2012年12月の記事を読む
2012年11月の記事を読む
2012年10月の記事を読む
2012年9月の記事を読む
2012年8月の記事を読む
2012年7月の記事を読む
2012年6月の記事を読む
2012年5月の記事を読む
2012年4月の記事を読む
2012年3月の記事を読む
2012年2月の記事を読む
2012年1月の記事を読む
2011年12月の記事を読む
2011年11月の記事を読む
2011年10月の記事を読む
2011年9月の記事を読む
2011年8月の記事を読む
2011年7月の記事を読む
2011年6月の記事を読む
2011年5月の記事を読む
2011年4月の記事を読む
2011年3月の記事を読む
2011年2月の記事を読む
2011年1月の記事を読む
2010年12月の記事を読む

ニュースヘッドライン記事詳細

2015年03月23日 前へ 前へ次へ 次へ

ステラケミファ・橋本亜希氏

「フッ素」「医療」に集中

▽前社長は昨年6月の社長就任後、半年で自ら辞任を申し出ました。橋本社長も昨年6月に副社長になったばかりです。
 「前社長は31歳で、若さのいい面が発揮されることを期待した。われわれの責任でもある。私は幼い頃から創業者の曾祖父、祖父の会社一筋の姿をみていた。家庭を顧みないことをひどいとは感じず、大変な仕事なのだと思っていた。自分が社長になるとは想像しなかったが、周囲が助けてくれるということで受諾した。気負いはない」
▽入社3年目での就任です。
 「以前、イタリア料理店を経営していた経験はある。会長に企業内保育施設『キッズプラネット』を立ち上げるからと誘われ、契約社員として入社した。その後、経理、社長室および情報システム部も経験した。情報システム部では新しい基幹システムの導入に着手し、16年度中に完了予定だ。当社は半導体やリチウムイオン電池向けのフッ素化合物で好業績が続き、贅沢志向が残っている。新基幹システムの導入目的は人員削減ではなく、会社の全業務の効率化だ」
▽昨年秋に化粧品事業、エネルギーマネジメント事業から撤退しました。
 「フッ素化合物事業は半導体の市況変動に左右されるため、多角化は先を見据えた戦略だったが、貸し付けが増え続けていた。フッ素化合物という原点に戻る時機だったのだと思う。ただ医療子会社をはじめ、収益に貢献している物流子会社や、ファブレス化により収益改善を図っている蓄光製品を扱う子会社、それと福利厚生を目的とした保育施設は継続する」
▽主力のフッ素化合物事業の状況は。
 「半導体・液晶用高純度フッ化水素酸とバッファードフッ酸は世界シェア7割を占めるが、アジア勢の競合が台頭し、大きな成長は見込めない。ただ、昨年稼働した北九州工場は液晶のスリミング剤の生産からスタートしたが、高純度フッ化水素酸とバッファードフッ酸の生産に向けて準備を進めており、ISOも来期前半に取得予定だ。これにより国内の高純度品の生産は三宝工場(大阪府堺市)と2拠点になる」
▽18年にステラファーマのホウ素中性子補足療法(BNCT)が薬事承認を取得する予定です。
 「治験はフェーズ1の後半に差し掛かっている。18年に脳腫瘍、20年に頭頸部がんで取得予定だ。その先は皮膚がんへも適用を拡大したい。アジアの富裕層などをターゲットに海外展開も視野に入れる。軌道に乗るまではフッ素化合物が会社を支えなくてはならない」
▽フッ化物の拡大策は。
 「M&Aのアンテナは常に張っているが、当面は今後供給を始める歯磨き粉向けのスズフッ化物や、リチウムイオン電池向け添加剤などの付加価値品を拡充したい。電池用添加剤は来期以降に増産も予定している」
▽同性へのメッセージは。
 「今は仕事と家庭に関する考え方の過渡期だが、仕事への姿勢が問われるのは男女共通。人事評価制度は将来の経営層の育成に向け、管理職の管理能力に力点を置く。若手は根性をみせてほしい」
(聞き手=佐藤尚道)
    
【横顔】会長の姪にあたる。「カリスマ性はないし、保守的」と自己評価する。ただ、「会社、社員を守るだけで必死」と語り、フッ素化合物と医療の2事業への注力を打ち出す姿に、経営者としての片鱗がみえる。ミスター・チルドレンとサザン・オールスターズの大ファンで、休日はライブ・ツアーをみるために各地を駆け回る一面も。「その一瞬だけは、すべてを忘れられる」のがリフレッシュ法のようだ。

【略歴】〔はしもと・あき〕96年(平成8年)神戸国際大学経済学部卒、12年ステラケミファ入社。13年5月社長室長、同年6月取締役執行役員社長室長、14年6月代表取締役副社長、15年1月社長就任。大阪府堺市出身、41歳。


Copyright(c)2010 The Chemical Daily Co., Ltd.