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2015年01月30日 前へ 前へ次へ 次へ

針路2015 帝人 鈴木純社長

構造改革テコに成長軌道へ

...社長就任以降、激動の1年でした。
 「構造改革と発展戦略を同時に進めるため全力疾走し続けた。最も重要なのは『帝人が変わる』というメッセージ。川上素材に偏重した90年代以降、外部環境の変化に対応できなかったのが大きなポイントだ」
 「構造改革は単純なリストラではない。収益安定化のため川上素材とは別のところで価値を取れる事業構造に変えていく。自動車用炭素繊維はおそらく北米に工場をつくるが、2020年以降は高付加価値用途を除き新興国との競争が生じるだろう。糸を形にして供給することに価値を求めないと、勝負できなくなる」
帝人鈴木純社長[1].jpg...16年度に営業利益500億円を目標に掲げました。
 「収益のけん引役はヘルスケアと高機能素材。炭素繊維は圧力容器と航空機向けが伸びる。ヘルスケアは『フェブリク』(痛風・高尿酸血症治療剤)が20年頃にかけてピークを迎え、CPAP(持続式陽圧呼吸療法)機器も順調に伸びている。目標は十分達成できる」
 「先行投資も多く行う。1000億円の戦略投資にはM&Aも含まれる。設備投資は約500億円。発展戦略のほとんどは当社の技術から派生するものだが、自前では間に合わない部分もある。(約2割を出資する)キョーリン製薬ホールディングスとも幅広くシナジーを追求する」
...フィルム事業の構造改革の進捗は。
 「強みは薄物を引き、光を調節し、バリア性を付与するなどの技術。米デュポンと合弁で事業展開しており相手との合意が前提だが、生産体制は抜本的に見直す」
...海外市場をどう攻めますか。
 「海外マーケティング強化は大きなテーマ。商品開発センターを開設した中国は形ができてきた。タイでは今年、タイヤコードとアラミド繊維の工場が立ち上がる。自動車産業などをターゲットに日系・非日系問わずASEANへ供給していく。ヘルスケア事業は海外市場でも伸びるため、主たるマーケティング相手をよく考える必要がある」
...発展戦略で期待する事業は。
 「炭素繊維強化熱可塑性樹脂やリチウムイオン2次電池用材料、15年に工場が立ち上がる自動車部品用の耐熱樹脂ポリフェニレンサルファイド(PPS)にも期待している。国内では地域医療の重要性が高まっており、これには必ず(グループ会社のインフォコムが手掛ける)ITがからむ。医療関係従事者とのネットワークも生かし、いい形を作っていきたい」
...企業体としての帝人の形は変わっていくでしょうか。
 「どこかの傘下に入ることはあまり考えていない。ただ含み損を出し尽くすと非常にいい会社になり、M&Aの対象にもなりうる。対応には悩んでいる。株価は上がったが、ファンド、アクティビストからみれば買える金額だ」
(渡辺義真、中村幸岳)    ◇

【ひとこと】市場は構造改革の進捗を注視しており、まずは16年目標の着実な達成が求められている。鈴木社長は「創立100周年を迎える18年には本当の意味で成長モードに入りたい」と話す。素材系事業は強みを最大化するため、20年頃をめどに1つの事業体に集約することも検討する。グループが持つ技術は幅広い。融合をどこまで深化できるか注目される。



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