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2014年10月31日 前へ 前へ次へ 次へ

技術の追究が化学への理解を深める

 「化学の日」「化学週間」の一連のイベントは成功裏に終わり、初年度として盛り上がりをみせたといえるだろう。社会の幅広い人たちに化学および化学製品に対する理解を深めてもらうという所期の目的に向けて、来年以降も継続的な取り組みを希望したい。
 化学産業をはじめ日本は優れた技術を誇り、世界でも高い評価を得ていることは誰もが認めるところだろう。ただ、いち早く商品化したとしても韓国、中国企業の激しい追い上げを受け方向転換を迫られるケースは、半導体や液晶の分野をみても頷ける話だ。グローバル競争に勝ち抜くためにも日本企業の高い技術力を生かすべきだろう。
 調査会社のパテント・リザルトがこのほど、化学業界を対象とした2013年度の特許資産規模ランキングをまとめた。1年間に登録された特許を対象に、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」を用いた評価を行い、企業ごとに総合得点を集計したものだ。これによれば、件数比較ではみられない特許総合力の評価が可能になるという。
 それによると1位は富士フイルム、2位は花王、3位は積水化学工業。4位の日東電工、5位のDICまで上位5社は前年と同じ結果だった。
 富士フイルム(特許件数2906件)の注目度の高い特許には「パターン精度に優れ、かつ、弾性回復率が高いナノインプリント用硬化性組成物」や「観察対象や診断場面に応じて照明光の色調を任意に変更可能な内視鏡装置」に関する技術などが挙げられるという。2位の花王(同1324件)は、十分な湿潤強度と水解性を持ち生産性に優れた水解紙など、3位の積水化学(同562件)は合わせガラス用中間膜、金属処理のウオッシュプライマーに用いられるポリビニルアセタール系樹脂などを挙げた。
 ランクインする企業に前年と大幅な変更がないのは、次から次へと技術を追究する企業姿勢に他ならない。激化するグローバル競争の中で持続成長を続けるには必要な手段であり、他の化学企業も特許戦略にもっと貪欲になるべきかもしれない。
 あらゆる産業の基盤を成し、日常生活を快適かつ豊かにする化学の力は底知れない。付加価値産業としての存在感も高まっている。「化学週間」のイベントを通じて、"親しみのある化学"を実感した小中高生、大学生も多いと思う。注目度の高い技術を次々に見いだし、それを実用化して、さらに発展させていくこと。直接目にする機会が少なくても技術を磨くことで理解が深まり、より化学の存在感を高めることになるだろう。


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