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2014年10月31日 前へ 前へ次へ 次へ

接着剤、塗料メーカー 「建設需要 一大好機に」(下)

国内リフォーム市場に的

 総務省が今年7月、日本の空き家率が過去最大の13・5%に達したと発表した。国内に存在する6000万戸の住宅のうち、約800万戸が空き家という状況だ。国土交通省は「中古住宅・リフォームトータルプラン」と銘打って、中古住宅流通・リフォーム市場の規模を2020年までに20兆円規模に倍増させると気勢をあげている。

連載用_木造建築の模型[1].jpg*新築は"期待薄"
 増改築、設備の修繕維持といったリフォーム市場の規模は現時点で6兆〜7兆円にのぼる。新築住宅に大きく期待できないなか、住宅向け製品を展開する塗料メーカーが狙いを定めるのも塗り替えリフォーム用途だ。
 住宅に使われる建材は時代により流行がある。この数年で急速に成長した建材として、外壁用の窯業系サイディングボードがあげられるだろう。開発されたのは30年以上前だが、2000年前後からレンガ調やタイル調など意匠性に富んだ製品が増えて支持を伸ばし、今では新築戸建て住宅の7割以上で採用されている。新築時から10年以内とされる塗り替えタイミングに合わせ、高意匠サイディングに向くクリア系の新製品が出そろってきた。
 関西ペイントは、つや消しでありながらムラができにくい「アレスシルクウォール」を6月に上市した。つや消しで耐候性を上げようとするとムラができることが多いが、マイクロパウダー技法で性能と仕上がり性を両立。同社は「つや消し塗料の概念を覆す製品」と自信をみせる。
 日本ペイントはフッ素系の「ピュアライドUVプロテクト4Fクリアー」を10月に投入した。塗膜にダメージを与える紫外線から被塗物を守りつつ、防カビ性や防藻性も備える。セラミック系樹脂の従来品に比べて1・5倍の耐久性を確認すみだ。
*木造に再び脚光
 建築用塗料に強いエスケー化研は昨年から「SKパネルサーフ工法」を展開している。隠ぺい率が高く、サイディングの吸い込みムラを防ぐサーフェーサーにより、徹底して美観を追求した。このほか大日本塗料の「SBライズドコート」、水谷ペイントの「パワーアシストクリヤー」なども引き合いは根強い。
 日本の中古住宅流通を妨げている一因として住宅、とくに木造住宅の寿命の短さが指摘されることがある。一方で林野庁が2005年から進めている「木づかい運動」、高層建築にも使えるCLTの実用化施策など、国産木材の利用促進に向けた国の動きは活発化しており、木造建築が脚光を浴びる機運も徐々に高まってきた。
 木材を建築に使う場合、新築時には含浸型、劣化した古材には造膜型の保護塗料を塗ることが多い。含浸型は木目を生かせる半面、劣化による変色には十分に対応できないからだ。三井化学産資が今年4月に販売開始した「リグノブライト」は含浸型保護塗料の前に塗ると、新品時の色や風合いを復活させるというユニークな性能をもつ。木が本来もつ保護成分「リグニン」に似た物質を配合した点がポイントだ。
 木材保護塗料の分野ではシェアトップの「キシラデコール」(日本エンバイロケミカルズ)をはじめ海外技術の導入品が多いなか、リグノブライトは純日本製。三井化学産資では「市場全体を活性化したい」との思いから、他社製保護塗料との組み合わせも積極的に提案している。
(石井惇子、濱田一智)
(了)

【写真説明】2020年の東京五輪は都市木造の可能性を考える機会とも考えられている(木造建築の模型)


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