日付検索

2015年10月の記事を読む
2015年9月の記事を読む
2015年8月の記事を読む
2015年7月の記事を読む
2015年6月の記事を読む
2015年5月の記事を読む
2015年4月の記事を読む
2015年3月の記事を読む
2015年2月の記事を読む
2015年1月の記事を読む
2014年12月の記事を読む
2014年11月の記事を読む
2014年10月の記事を読む
2014年9月の記事を読む
2014年8月の記事を読む
2014年7月の記事を読む
2014年6月の記事を読む
2014年5月の記事を読む
2014年4月の記事を読む
2014年3月の記事を読む
2014年2月の記事を読む
2014年1月の記事を読む
2013年12月の記事を読む
2013年11月の記事を読む
2013年10月の記事を読む
2013年9月の記事を読む
2013年8月の記事を読む
2013年7月の記事を読む
2013年6月の記事を読む
2013年5月の記事を読む
2013年4月の記事を読む
2013年3月の記事を読む
2013年2月の記事を読む
2013年1月の記事を読む
2012年12月の記事を読む
2012年11月の記事を読む
2012年10月の記事を読む
2012年9月の記事を読む
2012年8月の記事を読む
2012年7月の記事を読む
2012年6月の記事を読む
2012年5月の記事を読む
2012年4月の記事を読む
2012年3月の記事を読む
2012年2月の記事を読む
2012年1月の記事を読む
2011年12月の記事を読む
2011年11月の記事を読む
2011年10月の記事を読む
2011年9月の記事を読む
2011年8月の記事を読む
2011年7月の記事を読む
2011年6月の記事を読む
2011年5月の記事を読む
2011年4月の記事を読む
2011年3月の記事を読む
2011年2月の記事を読む
2011年1月の記事を読む
2010年12月の記事を読む

ニュースヘッドライン記事詳細

2014年09月30日 前へ 前へ次へ 次へ

東ソー 機能化学品シフト加速

東ソー宇田川憲一社長[2].jpgハイシリカゼオライト 初の海外立地を検討
ウレタン事業 合併メリット追求

 東ソーの宇田川憲一社長が化学工業日報の取材に応じ、今秋に予定する日本ポリウレタン工業との合併や各種設備の立ち上げ、今後の成長戦略について語った。グループが目指す売上高経常利益率10%の達成に向けてはクロル・アルカリ事業の収益改善を最重要課題に掲げ、ウレタン事業の再構築やビニル・イソシアネート・チェーンの見直しなどの必要性に言及。また「スペシャリティ事業にこれまで以上に加重をかけていく」姿勢を示し、まずはハイシリカゼオライトの増強検討に着手し、海外プラントを設置する場合、年内にも意思決定する考えを示した。

東ソー.jpg 宇田川社長は上期(4〜9月)を振り返り、コモディティ事業の苦戦と対象的に堅調なスペシャリティ事業について説明。「硬質中心に塩ビ事業は消費増税の反動を受け、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)も中国の需要が伸びず、想定したより厳しい状況だ」と述べた。他方、スペシャリティ製品群は「業績の足を引っ張ってきたエチレンアミンの市況が改善し黒字転換の芽も出てきた。ゼオライトやジルコニアは予算を上回る伸びが期待できそうだ」と語った。
 同社は10月に日本ポリウレタンとの合併や南陽事業所の第3塩化ビニルモノマーの年産20万トンの能力増強工事の完工を、11月には環境対応型ウレタン発泡触媒設備の新設を控え、今秋は組織改正やプラントの相次ぐ新増設など節目の時期を迎える。
 化学品に次ぐ規模の事業部として新たに始動するウレタンについては「合併のメリットを追求し、東ソーのエンジニアリングやポリマーの知見を生かしてMDIのプロセス改良、機能性ポリウレタンの開発につなげたい」と意欲を語った。
 クロアリ事業の収益改善に向けてはマテリアルバランスやエチレンの価格上昇など外部環境の変化に触れながら「塩ビ・電解チェーンを今一度見直す」と言及。化学品、石化、ウレタンの各事業部が連携した全体的な最適化を追求し、「ナフサクラッキングのバリューから一次塩化物の販売に至るまで柔軟な策を講じたい」と述べた。
 成長期待のスペシャリティ事業については早期に売上高経常利益率を20%に引き上げることが目標で、「利益率を維持、伸長させながらボリュームを増やしていく」方針。ハイシリカゼオライトはさらなる増強に着手する考えで、「自動車排ガス処理や石油精製・石化プラントの触媒向けに需要が急伸している。海外で製造するには意思決定から2年半近くかかるため、アジアに製造設備を設けるなら年内にも決断したい」と同製品初の海外プラント設置の可能性を示唆した。
 東ソーは来年、設立80周年を迎える。宇田川社長は今後の東ソーのあるべき姿について「コモディティ事業は国内需要に立脚した最適な形を目指す。スペシャリティ事業は拡大の速度を上げ、比重も高まっていくだろう。向こう10年で売上高2000億円(14年度予想は1566億円)、利益率20%程度へ高めたい」との考えを語った。


Copyright(c)2010 The Chemical Daily Co., Ltd.