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2014年08月29日 前へ 前へ次へ 次へ

医薬品エンジ市場連載(下) 持続成長を期待

堀口_佐竹の動物培養向け撹拌装置[1].JPG化学装置各社が革新製品
超低温など最先端プロセス狙う

 堅調に推移する医薬品設備エンジニアリング市場をみて化学装置メーカー各社は、医薬品の最先端プロセスを狙った新製品を相次いで開発、市場投入している。医薬医療分野が国内で残された成長市場との認識はエンジニアリング各社と共通。医薬品製造装置には海外製品が優勢な分野が多いが、日本開発品の普及で日本の新薬開発力の底上げにつながると期待されている。

 佐竹化学機械工業は、動物細胞培養向け撹拌装置を開発した。「ブイムーブ」は優れた混合作用と菌体へのダメージを軽減したラボ用装置で、スケールアップにも対応可能。タンク内のインペラを回転式ではなく、世界で初めて上下動で撹拌する仕組みを採用。インペラは楕円形状としたことにより、穏やかで均一な撹拌を実現した。
 従来の回転式撹拌装置では培養後期に生細胞が減少するのに対し、開発品は3年間の再現培養試験で生細胞の減少がないことを確認している。日本で実績を得たのち、海外市場も目指す考えだ。
 岩井機械工業が開発した「残液ゼロシステム」は、高付加価値製剤である注射剤、点眼剤などの調整工程において配管中の残液を大幅に減らすことを目的としている。
 液体製剤を調整タンクから貯液タンクに空気圧送する工程で、従来は配管内に薬剤が残りロスが生じていた。開発システムは、配管にバイパスを追加することで残液を大幅に減らすもので、収率を向上させる。2段ろ過システムにも対応可能。
 粉体機器メーカーのダルトンは固形剤製造プロセス向けに2種類の新製品を開発している。
 「ドーム-EXコンビ」は固形製剤の連続システムを業界で初めて実現した製品。固形剤プロセスでは現在、原料の乾粉体の混合・混練・押し出し造粒までの各工程をバッチ式で行われているが、連続プロセスに対するニーズが高まってきている。開発品は、連続混練部と押出造粒部を独立させた小型の複合型連続混練押出造粒機で、1台で一連の工程を実施できる。大型機へのスケールアップにも対応可能だ。
 「スプラッシュウオッシャー」は打錠機の自動洗浄装置で、錠剤の型となる臼杵を高速水流とマイクロバブル衝撃波など水だけで洗浄する。人手による洗浄作業の負担や、洗剤使用による装置へのダメージをなくした。
 医薬製造分野で今後、超低温技術に対する需要が広がりそうだ。
 前川製作所は空気冷媒でマイナス100度Cを実現した超低温冷凍システムを開発し、医療・医薬分野への本格参入を図る。
 薬品製造、血液や臓器保存などのプロセスで幅広く冷凍機が使用されているが、一般的な液体窒素を用いたシステムではマイナス70度Cが限界とされ、低温化における装置の安定性にも課題があった。同社が開発した「パスカルエア」は常温からマイナス100度Cの領域で安定稼働し、空気冷媒であるため安全性にも優れる。従来システムに比べ大幅なランニングコスト低減を実現する。
 日本フリーザーはiPS細胞の長期保存用をターゲットに、マイナス150度Cを実現するフリーズ超低温槽を開発した。同社は業務用冷凍庫でトップクラスのシェアを持ち、医薬業界向けにはボリュームゾーンであるマイナス80度C前後の機種を中心に展開してきた。しかし、iPS細胞やES細胞の開発現場では、安全に長期保存できる超低温フリーザーの需要が高まると見て製品化した。
(終)

【写真説明】
佐竹化学機械の動物細胞培養向け撹拌装置


Copyright(c)2010 The Chemical Daily Co., Ltd.