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2014年07月31日 前へ 前へ次へ 次へ

地域連携で健康素材産業の創生を

 健康素材や食品の機能性を実証し、産業振興に結び付ける新たな取り組みが始まった。神奈川科学技術アカデミー(KAST)と北海道科学技術総合振興センター(ノーステック財団)が連携協定を結び、両機関が蓄積した研究による評価手法や、ヒト介入試験の実績を相互に活用し、両地域に新たな食品産業の開発拠点となる研究開発基盤を構築する。食品の機能性研究は日本の得意分野だけに、世界をリードするイノベーションの創生と、強い食品素材産業化を目指してもらいたい。
 神奈川県と北海道はともに国の地域イノベーション戦略推進地域に指定されており、研究開発が同じの環境条件にあることで今回の連携協定につながった。神奈川県はライフサイエンス分野の実用化開発拠点形成を軸に、経済成長を牽引する戦略プロジェクトに取り組んでいる。農産物や水産資源に恵まれ、道産の食材に由来する機能性研究では、北海道大学などに成果を集積している北海道と、互いに技術を持ち寄り、シナジー効果を発揮することで、世界に通用する研究開発型食品産業モデルを作り上げる。
 神奈川県内の京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区にはがん、再生医療、医療機器、機能性食品などの先端企業や研究機関が集まり、最新知見の収集や、コラボ研究でイノベーションをもたらす成果のでやすい条件が整っていることがKASTの強みである。食品の機能性でも、阿部啓子プロジェクトリーダー(東大大学院特任教授)を先導者として遺伝子、たん白質などから食品成分の機能性を解析するニュートリゲノミクスと呼ばれるDNAマイクロアレイを用いた遺伝子発現解析手法による評価技術の実用化研究が進む。
 一方、ノーステック財団では、北海道情報大の西平順教授の「江別モデル」というヒト介入試験システムのエビデンスが蓄積され、医療領域へシームレスに発展できるモデル構築に向け展開が行われている。
 KASTの機能性評価研究と、ノーステック財団の食品の臨床研究が結びつくことは、機能性研究の基礎から臨床までワンストップの研究開発が可能になることを意味する。新しい研究開発体制が機能性素材の開発を促進させ、それら素材により健康維持、アンチエイジング、美容、さらに一歩進んで疾患の予防まで広がる産業へと成長し、社会的に価値ある役割を担う原動力になることを望みたい。またこのモデルを参考に、多くの地域食品産業クラスターが強みある技術、市場開拓で協力し合い、日本全体のレベルアップにつながることを期待する。


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