日付検索

2015年10月の記事を読む
2015年9月の記事を読む
2015年8月の記事を読む
2015年7月の記事を読む
2015年6月の記事を読む
2015年5月の記事を読む
2015年4月の記事を読む
2015年3月の記事を読む
2015年2月の記事を読む
2015年1月の記事を読む
2014年12月の記事を読む
2014年11月の記事を読む
2014年10月の記事を読む
2014年9月の記事を読む
2014年8月の記事を読む
2014年7月の記事を読む
2014年6月の記事を読む
2014年5月の記事を読む
2014年4月の記事を読む
2014年3月の記事を読む
2014年2月の記事を読む
2014年1月の記事を読む
2013年12月の記事を読む
2013年11月の記事を読む
2013年10月の記事を読む
2013年9月の記事を読む
2013年8月の記事を読む
2013年7月の記事を読む
2013年6月の記事を読む
2013年5月の記事を読む
2013年4月の記事を読む
2013年3月の記事を読む
2013年2月の記事を読む
2013年1月の記事を読む
2012年12月の記事を読む
2012年11月の記事を読む
2012年10月の記事を読む
2012年9月の記事を読む
2012年8月の記事を読む
2012年7月の記事を読む
2012年6月の記事を読む
2012年5月の記事を読む
2012年4月の記事を読む
2012年3月の記事を読む
2012年2月の記事を読む
2012年1月の記事を読む
2011年12月の記事を読む
2011年11月の記事を読む
2011年10月の記事を読む
2011年9月の記事を読む
2011年8月の記事を読む
2011年7月の記事を読む
2011年6月の記事を読む
2011年5月の記事を読む
2011年4月の記事を読む
2011年3月の記事を読む
2011年2月の記事を読む
2011年1月の記事を読む
2010年12月の記事を読む

ニュースヘッドライン記事詳細

2014年01月31日 前へ 前へ次へ 次へ

焼き直しではない新たな成長戦略を

 2014年はファイン・スペシャリティ系企業にとって反転攻勢の年となる。ファイン系企業各社の新中長期経営計画が相次いで始動するためだ。リーマン・ショック以降、東日本大震災や超円高などの影響を受け、厳しい事業運営を余儀なくされてきたが、円高修正や個人消費および企業マインドの改善により、ようやく事業拡大への下地が整ってきたようだ。
 医薬品や化粧品、塗料、印刷インキ、粘・接着剤、電子材料など幅広い業種を抱えるファイン・スペシャリティ産業。バルク産業とは異なり、各用途においてきめ細かな対応が要求されるため、顧客と一体となった取り組みが必要不可欠となる。
 医薬品や化粧品、塗料、印刷インキ、粘・接着剤といった安定した市場が存在する一方、自動車や電気・電子業界の動向にも大きな影響を受ける。そのため、リーマン・ショック後は、各社とも計画の修正を迫られることになり、現中計で掲げていた数値目標の達成は困難な状況にある。しかし、長らく低迷していた米国自動車市場の復活や為替影響により、業績はここにきて着実に上向いており、回復の兆しが鮮明となっている。
 今年、新中長期計画を始動、または予定している主なファイン・スペシャリティ系企業に、ダイセル、日本触媒、東亞合成、保土谷化学工業といった有力企業がズラリと並ぶ。各社とも既存事業の収益向上や新規事業の創出など、再び成長戦略に舵を切ることになる。
 ただ、消費税増税や原材料価格の上昇、新興国の景気減速など経済の先行きはいぜん不透明な状況にあり、現中計の焼き直しでは通用しないことは周知の事実だろう。
 その状況下で、最重要課題となるのが新規事業の立ち上げ。企業の浮沈を左右すると言っても言い過ぎではないはずだ。リーマン・ショック後の厳しい経営環境のなか、各社とも可能な限りの研究開発費を投じ、新製品の開発・市場投入に努めてきたものの、思ったように事業の立ち上げが進んでいないのも実情である。
 新中長期計画では、環境・新エネルギー、情報・電子、メディカル、ヘルスケアといった分野が新規事業の対象となっている。ただ、現在の延長線上ではない新たな発想が必要であり、長期的な展望を持ちながら、新技術や新製品の開発を推し進めることが重要だ。
 リーマン・ショック前の成長を取り戻すことに焦点を当て再スタートを切るのであれば、事業環境が大きく変化した際、業績はたちまち悪化するだろう。単なる仕切り直しではない、新たな成長戦略を期待する。


Copyright(c)2010 The Chemical Daily Co., Ltd.