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2012年06月29日 前へ 前へ次へ 次へ

ヘルシンキ化学フォーラムの成果

 「ヘルシンキと化学品の安全は同義語になった」欧州化学品庁(ECHA)のギールト・ダンセット長官は第4回「ヘルシンキ化学フォーラム」のスピーチでこう強調した。2009年に始まった同フォーラムが関係者の間に定着したとの確信がこの発言の背景にある。
 第1回のヘルシンキ化学フォーラムは09年5月末に開かれた。ECHAなどが主催し、企業や研究機関、国際機関、非政府組織などの代表が集い、化学品の安全について議論した。
 ECHAがフィンランドのヘルシンキを本拠に活動して、6月1日で5年を迎えた。ダンセット長官はECHAが欧州における最大の規制機関の一つになり、世界の化学品管理政策において主要な機関になったことも強調し、5年間の活動の成果についても自信を深めている。
 化学品は私たちの生活や生産活動に不可欠である。第4回のヘルシンキ化学フォーラムのパネルディスカッションでもこの点を強調するパネリストがいた。化学品は日々の生活を支える重要な物質であり、それなしに今日の生活は成り立たない。ときに「危険な物質」と批判されることもある。しかし、科学的データに基づいて評価し、各地域や国の法令を順守して使用すれば、これほど有用な物質はない。
 例えば、臭素への評価はより多面的に行う必要がある。海水からも取れるため、臭素の資源は限りないといえる。これだけ豊富な資源をうまく活用しない手はない。ハロゲンであるため使用を忌避されることがあるが、科学的データに基づいて評価し、リスク管理を行えば安全を担保できよう。有用な物質を有効に活用できるようにするのは、化学産業の使命でもある。
 そうしたことを遂行するうえで、しっかりとした安全性などのデータを公表し、誰もがこれに容易にアクセスできるようにすることが大切であるように思う。今年のヘルシンキ化学フォーラムでは、ECHAのサイトで化学品を検索する際、私たちがよく目にする「メチルパラベン」が他の名称でしか検索できないことが指摘された。できるだけ簡単で解りやすいことが重要であリ、速やかな改善が求められる。
 200年前の1812年にヘルシンキはフィンランドの首都になったという。200年の歴史に比べれば、ECHAの5年間は短い。しかし、「ヘルシンキと化学品の安全は同義語になった」との成果をあげているとすれば、その貢献は多大である。来年のヘルシンキ化学フォーラムは6月18-19の2日間、開催される。より多くの成果が得られることを期待したい。


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