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2012年04月27日 前へ 前へ次へ 次へ

確実な需要掴み継続的成長を目指せ

 ファイン・スペシャリティケミカル製品の需給が、なかなか上向いてこない。各種のマイナス要因から昨年は軒並み低迷を余儀なくされた製品需給は、今年に入っても精彩を欠く動きをみせる製品が多い。今後は震災からの復興需要の本格化、エコカー補助金の復活などが需要押し上げ要因として期待され、外需に関しても旺盛な新興国需要に加えて、欧米経済も緩やかに回復してこよう。ただ、継続的な成長につながるかどうかは不透明であり、メーカー各社は引き続き難しい舵取りを迫られている。
 昨年発生した東日本大震災やタイの洪水は自動車や家電分野を顧客に持つメーカーに大きな影響を与え、加えて長期化する円高、欧州の債務危機などは市場環境のマイナス要因として大きくのしかかった。これらは、ファイン・スペシャリティ分野に位置付けられる主要業種の製品需給にも厳しい現実を突きつけた。
 自動車分野を主力需要先に持つ塗料は昨年、2年ぶりに前年割れ。3年ぶりの増加に転じた触媒にしても、自動車排ガス浄化用触媒に関しては2ケタ台のマイナスだった。震災で原材料の調達が途絶えた印刷インキも減少したほか、一連のマイナス要因は化粧品や界面活性剤などの製品需給にも確実に影響を与えている。
 さらに今年1月の生産実績をみても、合成染料は8カ月連続、無機薬品は7カ月連続で前年割れ。界面活性剤などもマイナスを示している。一方、自動車分野の回復を背景として、塗料などのように昨年のマイナス要因から回復し数量を伸ばしている業種があるものの、全体としては低迷を継ぐ製品が多いのが現状だ。
 こうしたなか、より確実に需要を掴む手段を考えないといけない。需要業界の動きでは、携帯電話からスマートフォンへの切り替わり、さらに電気自動車やハイブリッド自動車の台頭、新エネルギー・省エネルギーニーズの高まりなど、目まぐるしく変化を遂げる市場がある。これを捉え多くの企業は戦略を強化しているが、とくに幅広い得意領域を持つファイン・スペシャリティケミカル産業にとっては、ここに生き残りのカギがあるといえる。
 円高下では、顧客の海外生産シフトがより加速するだろうし、これに合わせた大胆な海外戦略の構築が必要になるかもしれない。ただ、ファイン・スペシャリティ企業に求められるのは、機能や品質に対する顧客要求に絶えず対応し、さらに技術・品質に磨きをかけ付加価値を高めること。その延長に活路がみえてくるに違いない。


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