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2011年12月28日 前へ 前へ次へ 次へ

急速に厳しさ増す欧州の化学品市場

 欧州化学工業協会(CEFIC)は、2012年の欧州連合(EU)における化学品生産量が前年比1・5%の成長のとどまるとの見通しを発表した。域内の化学企業は欧州市場でより厳しい事業環境に直面することになりそうだ。
 CEFICが12月にまとめた見通しによれば、11年のEUの化学品生産は前年比2%の成長になった模様。今年6月の時点では4・5%の成長を見込んでいたが、およそ半年の間で状況が大きく下振れしたことを裏付けている。
 この見通しの前提として、CEFICはEUの国内総生産(GDP)成長率を6月時点の1・8%から1%に下方修正している。実際、欧州の債務問題や米国経済の鈍化など事業環境の悪化は否めない。
 しかし、欧州の化学企業は11年第3四半期(7-9月)に良好な業績を残した。BASFは売上高が前年同期比11・6%増の176億700万ユーロ、EBITDA(金利・税・減価償却費計上前利益)が同7・7%減の27億900万ユーロ、純利益が同4・3%減の11億9200万ユーロを計上、高水準の収益を確保した。バイエルは売上高が同1%増の86億7000万ユーロ、EBITDAが同41%増の12億2800万ユーロ、純利益が同125・3%増の2億8500万ユーロと増収増益を達成した。
 このほか、メルクは売上高が同3・8%増の25億3100万ユーロ、純利益が同7・5%増の2億2600万ユーロ。DSMは売上高が同14%増の23億2200万ユーロ、純利益が同116%増の1億7100万ユーロとなった。ランクセスは第3四半期としては過去最高の業績を記録、純利益は前年同期比31%増の1億5400万ユーロと軒並み好調だ。
 各社ともに将来に向けて決して悲観はしていない。BASFが20年までの企業戦略を策定する際に指標にしたデータは、20年までに世界の化学品生産が世界全体のGDPを上回るベースで成長するというものだ。このため成長市場、あるいはこれから成長するであろう市場に進出し、しっかりと需要を獲得する活動はますます重要になる。一方で、競争はますます激しくなるだろう。
 日本でもホームマーケットは成長が見込めないだけでなく、足元の環境も厳しい。日銀が発表した12月の企業短期経済観測調査(短観)によると、景況感の目安となる大企業・製造業の業況判断指数(DI)は、前回調査に比べ6ポイント悪化のマイナス4となった。国内事業の足場をよりしっかりと固め、成長の機会に位置付ける海外での競争に勝ち抜く戦略と意志が一段と求められる。


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