日付検索

2015年10月の記事を読む
2015年9月の記事を読む
2015年8月の記事を読む
2015年7月の記事を読む
2015年6月の記事を読む
2015年5月の記事を読む
2015年4月の記事を読む
2015年3月の記事を読む
2015年2月の記事を読む
2015年1月の記事を読む
2014年12月の記事を読む
2014年11月の記事を読む
2014年10月の記事を読む
2014年9月の記事を読む
2014年8月の記事を読む
2014年7月の記事を読む
2014年6月の記事を読む
2014年5月の記事を読む
2014年4月の記事を読む
2014年3月の記事を読む
2014年2月の記事を読む
2014年1月の記事を読む
2013年12月の記事を読む
2013年11月の記事を読む
2013年10月の記事を読む
2013年9月の記事を読む
2013年8月の記事を読む
2013年7月の記事を読む
2013年6月の記事を読む
2013年5月の記事を読む
2013年4月の記事を読む
2013年3月の記事を読む
2013年2月の記事を読む
2013年1月の記事を読む
2012年12月の記事を読む
2012年11月の記事を読む
2012年10月の記事を読む
2012年9月の記事を読む
2012年8月の記事を読む
2012年7月の記事を読む
2012年6月の記事を読む
2012年5月の記事を読む
2012年4月の記事を読む
2012年3月の記事を読む
2012年2月の記事を読む
2012年1月の記事を読む
2011年12月の記事を読む
2011年11月の記事を読む
2011年10月の記事を読む
2011年9月の記事を読む
2011年8月の記事を読む
2011年7月の記事を読む
2011年6月の記事を読む
2011年5月の記事を読む
2011年4月の記事を読む
2011年3月の記事を読む
2011年2月の記事を読む
2011年1月の記事を読む
2010年12月の記事を読む

ニュースヘッドライン記事詳細

2011年05月31日 前へ 前へ次へ 次へ

バイオガソリンE3実証事業に期待

 バイオ燃料の本格普及へ向け今年度から新たな実証事業がスタートした。環境省が実施する委託支援事業で、特定地域を決め、ガソリンにバイオエタノールを3%混ぜたE3の費用対効果などを検討する。同事業では、製油所などでE3を製造し、石油精製会社系列のガソリンスタンドでの供給量を拡充していく。バイオエタノールの水分分析やE3の社会的受容性などの調査を行うが、世界的には実用性が確認されているだけに、日本のバイオガソリン普及のため同事業の早期具体化と全国的広がりに期待したい。
 震災による福島原発の事故を契機に、自然エネルギーを安定して確保するかが大きなテーマになっている。化石資源が乏しい日本では、多様なエネルギー源を求めざるを得ず、太陽光や風力を含め多角化が基本戦略となる。昨年閣議決定されたエネルギー基本計画では、2030年を目標に、原子力と再生可能エネルギー由来の電源依存度を約70%に高めることにした。
 原子力依存の見直しが迫られるなかで、先週開催された8カ国首脳会議(G8)で菅直人首相は、20年代のできるだけ早い時期に再生可能エネルギーによる発電を20%超とすることを公約した。この数値の現実的な裏打ちは別にしても、これまでの原発中心から、自然エネルギーを重視せざるを得ない世論があることも否定できない。
 こうした点から、太陽光や風力などのエネルギー源を確保する政策が求められる一方、再生可能なエネルギー源としてのバイオエタノールの利用、拡大も重要視される。カーボンニュートラルなエネルギーの役割を担うほか、化学原材料として重要な石油資源の温存にもつながる位置づけとしても重要だ。
 ガソリンにバイオエタノールを混入する手法は、米国やブラジルでは一般的になっている。日本でも石油連盟や環境省を中心にE3の実証を進めているが、こうした取り組みのスピードアップが求められる。
 これまで環境省が行ってきた実証事業はレギュラーガソリンにバイオエタノールを3%混合してE3を製造、ガソリンスタンドで供給してきた。これをガソリン製造・供給を担う石油精製・元売り各社の参加を得て、系列のスタンドを活用して販売、検証を行う。4月から新たに、日伯エタノールが実施する実証事業では、日本アルコール産業および南西石油(沖縄県西原町)と協力し、バイオ燃料の取り扱いサービスステーションの開拓、広報活動などを行う。今後のE10,E20への第一段階となるだけに、再生可能エネルギーとしての実証につなげてもらいたい。


Copyright(c)2010 The Chemical Daily Co., Ltd.