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2011年03月31日 前へ 前へ次へ 次へ

時間との闘いの震災復旧

 「田舎で暮らした老人を東京みたいな処へ連れて来るのは、ちょっと考えると幸福なようにも思われるが、そうじゃないね。むしろ悲惨だね」。石川啄木が明治43年に発表した小説「我等の一団と彼」で、啄木の分身ともいえる主人公の言葉である▼震災から3週間を経過しても悲しい別れが続いている。被災地の避難生活は疲労の限界を迎えており、地元を離れて新たな生活を始めるニュースが増えている。あらゆる人が地元を離れたくないだろうし、幸福な生活が待っているとは信じていないだろう。それでも決断が迫られる▼被災者は持病、生活、教育などを考えて苦渋の決断を下すだろうが、その決断にはさまざまな反応が生じる。長年同じ地域で暮らした住民から反発されることもあり、心に傷を負って旅立つケースも起きているようだ。自然災害のもたらした悲しい別れに涙を誘う▼震災からの復旧は遅々として進まない。信じられない規模の津波が引き起こしたがれきの撤去は簡単でない。福島の原発事故対策は長期化が避けられないだろう。ボランティアも含めた被災者支援の輪は広がっている。原発現場では被爆が心配されながら死闘が続いている。しかし、現場の頑張りだけでは震災から立ち直れない。時間との闘いのなかで、政治は本当に大丈夫だろうか。


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