2016年12月アーカイブ

 ブリヂストンが天然ゴム代替を可能とするポリイソプレンゴム(IR)の新重合技術を開発した。独自のガドリニウム(Gd)触媒により、天然ゴムに匹敵する分子ミクロ構造の規則性(シス率99・9%)の実現と求めるゴム特性に応じて分子量を均一かつ任意に制御することに成功。得られるIRは天然ゴムをしのぐ物性を有し、タイヤ材料として耐破壊物性と低燃費性能で天然ゴムを用いた従来材を上回ることを確認した。開発した新触媒は毎分1800個の高活性を有するほか、バイオマス由来のイソプレンを使用することができる。2020年代の実現を目指す実用化の取り組みでは、「社外のパートナーと一緒にやっていくことになると思う」(同社)。

 アルミダイカストメーカーのアーレスティは、高真空ダイカスト(HiGF)法をベースにアルミダイカスト部品と異種材の複合化を推進する。熱処理(T7処理)により伸びや0・2%耐力を改善できる特徴を生かし、リベット締結による鋼板や樹脂板などとの接合を提案する。同製法は大型薄肉部品への適用が可能で、シャーシ部品やボディ部品、電気自動車(EV)/燃料電池自動車(FCV)ケース部品といった用途へ適用していく考え。新車開発のマルチマテリアル化が進むなか、同社は複合化による新たな可能性を訴求しアルミダイカスト部品の適用拡大に取り組んでいく。

 日本精工は、自動車用トランスミッションの小型・高効率化を可能とするニードルローラーを開発した。独自の特殊加工によりローラーの表面硬度を高めることで小型化による軸受け耐久性の低下に対応。また、潤滑油の低粘度化や油量減少に対し、ローラー表層部分に油溜まりとなる微細な凹部(ディンプル)を新たに形成し油膜保持性を高めた。既存の特殊熱処理品に比べて2倍以上の高耐久性を実現しており、これを採用した軸受けは自動車の燃費向上に寄与する。すでにサンプルワークを開始しており2020年に年間25億円の売り上げを目指す。

 愛知製鋼は、自動車部品の高性能化を目的に鍛造技術の研究開発を加速する。新たに約6億円を投じて実験工場(東海市荒尾町)内に研究開発用サーボ式プレスを導入する。サーボ式プレスは熱間鍛造分野における次世代技術であり、従来の熱間鍛造では対応できない複雑な形状に対応できるのが特徴。

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