ヨロズ、テーラードブランク工法の高度化推進

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 ヨロズは、厚さや強度の異なる数種類の鋼板を溶接して1枚のパネルにした後にプレス成形するテーラードブランク工法の高度化を推進する。自動車部品の軽量化や低コスト化に有効な同工法を「競争力を保てるアイテム」(同社)と位置付け、保有する技術ノウハウをベースに他社との差異化を目指す。将来の技術領域としてアーク溶接やレーザー溶接など溶接方法の研究開発に取り組む一方、振動・騒音対策としての応用など検討することにより技術基盤の拡充を図る計画。独自技術の開発を通じ同工法における優位性を確保していく。

 テーラードブランク工法は、必要強度に応じて板厚を調整できるため、補強部材が不要となるなど材料歩留まりの向上によるコスト低減や部品の軽量化に効果がある。同社はシャシー部品の板厚2?3ミリメートルの熱延鋼板に初めて採用した実績を有するほか、2011年には同工法をベースに一体構造のリヤビームを開発し、世界初となるねじれ部分への適用と部品の軽量化および高剛性化を実現している。
 同工法の接合にはプラズマ溶接を採用。溶接条件の最適化により母材並みの疲労強度を確保しているが、設備装置が高価という課題がある。高度化の取り組みでは、アーク溶接の適用技術の開発によりイニシャルコストの削減を目指すほか、生産性向上を目的に将来技術としてレーザー溶接の適用を検討していく方針。
 また、テーラードブランクによるリヤビームでは、一体化により形状連続性を高めることで接合部の局部変形・応力集中の抑制や左右剛性の向上などの成果を実現している。この局部的に強度・板厚をコントロールする同工法は振動や騒音などの抑制に関しても有効とみており、応用技術の開発を通じて活用領域の拡大を図る考え。

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このページは、web staffが2016年9月29日 13:00に書いたブログ記事です。

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