西川ゴム、車用防音部品を高性能化、ドアホールシールの軽さ追求

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 西川ゴム工業は、自動車用防音部品の高性能化を推進する。車内の快適性・静寂性向上の市場ニーズに対応するため、新たにドア内部に装着するドアホールシールを改良。比重を従来モデルの0・11から0・08へと小さくし軽量化を図るとともに、シート断面の形状変更などで防音効果を20?30%向上することに成功した。新製品はすでに自動車メーカー向けに量産を開始しており、性能を広く訴求することで採用拡大を目指す。

 西川ゴムは自動車ドア回りシール材を主とするゴム部品メーカー。独立系メーカーとしてドアアウターやドアインナー、グラスランチャンネルをはじめ、トランクリッドやサンルーフシールなどを展開しており、これらをまとめたウェザーストリップとして国内トップシェアを有する。
 これまで、ウェザーストリップを主に水やほこりに対するシールエンジニアリングを展開してきたが、近年は「音」に着目して防音・快適性を追求する活動を進めている。
 新車開発で車体軽量化と防音対策は密接な関係にある。ドア内部のドアパネルでは、強度や剛性面に影響のない部分をカットするなどの軽量化対策がなされる場合があり、それによりパネルに一部空間ができることへの防音対策が必要となる。
 同社のドアホールシールは、吸音層と遮音層の2層構造を採用したEPDM(エチレン・プロピレンゴム)の発泡シート。これに透明なポリエチレンシートを組み合わせてシーラント貼付部の接着状態を目視確認できるようにするなどの機能を付加している。
 これをドア内部に装着することにより車内の静寂性向上に効果があり、ドア軽量化にともなう防音対策としてすでに複数の自動車メーカーに採用されている。また、これに関連してタイヤ回りの防音部品として、フェンダーカバーインシュレーターなども開発している。
 新製品は、従来モデルの基本構造を継承しつつコア技術である発泡技術および押出成形技術をベースに重量低減と防音効果の向上を図った開発品。独自のノウハウを基に、吸遮音層の発泡や断面凹凸形状の最適化を行うことで高性能化を実現。今年からドアホールシールのタイプ?として製品化した。
 同社では、積極的な高性能化の取り組みを通じてゴム系防音部品の市場拡大に取り組んでいく。

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このページは、web staffが2016年7月29日 17:13に書いたブログ記事です。

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