藤倉ゴム、CFRPとゴム一体成形、ダンパーやパイプに

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 藤倉ゴム工業は、独自製法による炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の用途開拓を推進する。新たにゴムとの一体成形技術を開発することで、振動減衰をはじめ耐摩耗性やすべり止め、非電導化といった機能を付与できる。独自技術によりゴムとCFRPとの強固な接合を実現しており、振動減衰機能を応用したダンパーのほか、パイプ内面にゴム層を設けた軽量高強度な配管パイプといった用途の拡大を見込む。同社は保有技術をベースに提案活動を展開していく計画。

 同社はゴルフシャフトのトップメーカー。設計から成形加工までの技術ノウハウを有し、複合材の積層設計や筒状製品の高品質成形加工に強みを持つ。アングルプライとフーププライの3プライを同時、連続で複数周回積層する独自の積層技術「同時多層巻回」を軸にCFRPロッドの新規用途開拓に取り組んでいる。
 同社製品は、一般的な積層法に比べて管体強度が約2割高く、高強度化により材料コストや加工コストが抑えられるのが特徴。採用拡大を目指しCFRP表面に厚さ70マイクロメートル程度のメッキを施す金属被覆技術を確立しているほか、250度Cの高温環境下でも強度特性に変化がない耐熱パイプや難燃パイプ(UL94V?0相当)といった製品も開発ずみ。また、モーターや真空ポンプのような高速回転体の変形防止用カバーなども提案している。
 新開発のCFRP?ゴム複合パイプは、接着剤を用いず独自技術によりCFRPとゴムを直接接合した。パイプの表層や内面、層間にゴムを配置することを可能としており、振動減衰性をはじめとした各種機能を付与することができる。
 材料選定や配合設計といったゴム材料に関する保有技術と、直交異方性材料のFEMによるシミュレーションをはじめとしたCFRP材の設計から製作、製品評価までの一貫体制を活用することにより幅広い市場ニーズに向け提案していく考え。

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このページは、web staffが2016年2月12日 15:58に書いたブログ記事です。

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