2012年12月アーカイブ

 帝人は、ポリエチレンナフタレート(PEN)フィルム「テオネックス」の需要分野を広げる。市場拡大が見込まれる固体高分子型燃料電池(PEFC)用部材として提案を強化する方針。高耐薬品性や耐久性などを生かし、固体高分子膜の工程フィルムや触媒層転写用フィルム、ガスケット部材として訴求していく。10年後には燃料電池自動車(FCV)を中心に燃料電池向けの売上高を30億円に拡大する。

 日本精工は、新興国向け製品展開を強化する。新たに独自の材料技術を盛り込み、製鋼メーカーと共同で現地材の鋼中酸素量を低減することに成功。また、現地サプライヤーの技術指導により品質および形状精度を確保することで、新興国での調達・生産を可能とする自動車の変速機用円すいころ軸受の量産技術を確立した。同社では、高品質かつ低コストを武器に拡販を推進する計画であり、2015年にグローバルで年間30億円の販売を目指す。

 コニカミノルタアドバンストレイヤー(コニカミノルタAL)は、高度な遮熱機能を有するウインドウフィルム「ICE?μ」を開発、2013年4月までに量産を開始する計画だ。ETC(ノンストップ料金支払いシステム)などの電磁波透過を妨げないという特徴を武器に自動車用途を中心に展開する。需要が急増している中国やASEAN(東南アジア諸国連合)などアジア市場を対象に販売を推進していく方針。

 ホンダは、四輪車ボディーの新塗装技術を開発した。新技術は、主流である4コート3ベークの塗装方法から中塗り工程を廃止した水性3コート2ベーク塗装となるショートプロセス。中塗り工程を廃止することによる塗装色への影響は、上塗り工程のカラーベースコート材自体を高機能化することで解決。カラーベースコート材は、業界で初めてすべての塗装色への対応を可能としている。同社では、新塗装技術を13年7月に稼働予定の埼玉製作所寄居工場に導入する。

 日本製紙グループの桜井(東京都台東区、佐々木謙二社長)は、遮熱粘着フィルム「クールカル」の本格販売を開始した。塩ビフィルムに遮熱顔料を均一に混ぜ込み、太陽光の熱線を効率よく反射し、温度上昇を抑制する。冷凍、冷蔵、保冷などのトラック車両向けに展開する。

 大同特殊鋼は、機能性金属粉末の生産能力を増強する。粉末冶金用途に加えて軟磁性用途の需要が拡大していることに対応するもの。粉末工場(名古屋市港区)で製造ラインを増設し、現在比1・5倍となる年産1万5000トン体制を構築する計画。稼働開始時期は2013年4月を予定しており、設備投資額は10億円を見込む。同社では、今回の増強により同粉末の事業規模を9億円(12年度見通し)から14年度に20億円へ拡大する。

 旭硝子は5日、世界で初めて紫外線を約99%カットしながら赤外線も70%カットする自動車用強化ガラス「UVベールPremium Cool on」(UVベール・プレミアム クールオン)を開発したと発表した。赤外線を吸収する材料を新たに開発し、表面に形成している。同日発売されたトヨタ自動車の「ヴィッツ」の特別仕様車に採用されている。

 旭有機材工業は、自動車部品などの鋳型材料に用いるレジンコーテッドサンド(RCS)の低臭化技術を確立した。シェルモールド法による造型・鋳造時には独特の悪臭が発生し、製造現場の作業環境に影響を及ぼす。こうした課題を解決するため、悪臭の主な起因物質となるヘキサミンに頼らない硬化機構を開発。臭気を格段に抑えるとともに発煙も大幅に低減した。高付加価値タイプのRCSとして市場を開拓する。

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