2012年11月アーカイブ

 SABICイノベーティブプラスチックスは、自動車の樹脂フェンダーで業界初という2個取り射出成形を実現した。ポリアミド(PA)と変性ポリフェニレンエーテル(PPE)の導電性ポリマーアロイグレード「NORYL(ノリル)GTX989」を新たに開発した。同樹脂を用いることで1つの金型で左右のフェンダー成形が可能となり、成形サイクルの半減と金型コストの削減を実現した。すでに三菱自動車工業の量産フェンダーに採用されており、SABICプラでは今回の採用を機にさらなる用途拡大を狙う考え。

 帝人は21日、バイオ由来のポリエステル繊維「PLANTPET」が日産自動車の100%電気自動車「日産リーフ」の内装材に採用されたと発表した。PLANTPETが量産車に採用されるのは初めてとなる。帝人は今回の採用を契機に、2015年度に自動車用のシートおよび内装材用途において、ポリエステル繊維の販売量に占めるPLANTPETの割合を50%以上を目指す。

 ニッパツは、自動車用懸架バネ事業の競争力強化を推進する。従来比40%減の軽量化が実現可能な次世代製品の量産に乗り出す一方、需要変動や海外展開に対応した新製造ラインの導入に着手するもの。次世代製品についてはすでに横浜工場(神奈川県)に試作ラインを導入しており、2014年度の市場投入を目標に量産技術の確立を急ぐ。また、新製造ラインはコンパクト化により既存ラインの半分の受注量にも対応可能な仕様となっており、13年度から東北日発(岩手県)で立ち上げる計画だ。

 大紀アルミニウム工業所(大阪市)は、独自開発した高特性アルミ合金の展開を加速する。高度化する市場ニーズを背景に鋳造性や熱伝導性などを向上した開発合金の普及拡大を推進するもの。高熱伝導合金では熱処理なしで180ワット/メートル・ケルビンを有するダイカスト合金(HT?2)を新たに開発。一般材(ADC12)に比べて55%高い熱伝導性を特徴に、電子機器のヒートシンクや受熱ブロックといった放熱部品向けに展開する。同社では、独自合金の取り組み強化により他社との差別化を推進する。

 寿原テクノス(愛知県)は、セラミックス加工技術を応用したアルミダイカスト品の品質向上技術を提案する。新技術は、直径100マイクロメートルの微細な孔をあけたセラミックス部材を金型に組み込むことで、ダイカスト時のガス抜き効果を高めるもの。製品部のどこに対しても配置することができ、鋳巣の発生防止により品質や生産性の向上が可能だ。同社では、軽量化ニーズを背景に拡大するアルミダイカスト部品の高品質化技術として実用化を推進する。

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