2011年1月アーカイブ

 ダイカストメーカーの京信(本社・長野県南佐久市)は、樹脂との複合化によるアルミダイカスト品の高付加価値化を推進する。表層粗化による機械的結合技術を軸に、材料特性を生かした複合部品をはじめ、部品点数・組み付け工数の低減や意匠性向上を進めるもの。試験片を用いた接合能力の試験技術も確立しており、市場ニーズに対応した材料と接合処理方法の組み合わせを提案していく考え。すでにECUケースの量産を行っており、同社では積極的な取り組みにより事業拡大につなげていく方針。

 住友電気工業は、次世代自動車用ハーネス製品で攻勢をかける。低圧系では、他社に先駆けて実車搭載されたアルミハーネスの適用個所や採用車種の拡大を推進し、低圧系アルミハーネスでのデファクトスタンダード化を目指す。一方、高圧系では独自開発したパイプシールドハーネスの拡販を推進する。同製品は外装材にアルミパイプを用いたもので、樹脂プロテクターに対して生産性などに優れる。同社では、ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)の生産拡大を背景に同製品の普及促進を図る考え。

 ダイワボウプログレス(大阪市、鳥居進一社長)は、新たに低比重ゴムスポンジを開発した。高度な発泡技術をベースに、従来品に比べて約30%の軽量化を実現したもの。また独立気泡構造での低硬度化を進めるとともに、低揮発性有機化合物(VOC)化といった環境ニーズに対応した製品設計となっているのが特徴。同社では、その特性を生かして自動車のランプパッキンなどで従来材からの置き換えを図っていく方針。

 JFEスチールの高張力冷延鋼板「ユニハイテン」が、スズキの新型MRワゴンに採用された。独自の組織構造により成形パネル部品の品質確保が容易であることが評価され、国内で初めてドアパネルとして搭載されたもの。高張力鋼板(ハイテン)の採用によりパネル部品の強度を高めることで、従来に比べて約1・1キログラムの軽量化を実現した。同社では、ユニハイテンの特性を生かしてドアやフード、ルーフといった外板パネル部品での採用拡大に取り組む。

 RP東プラは、自動車分野において特殊ガス射出成形技術(RFM)の応用展開を推進する。複雑形状の曲管を射出成形できる特徴を生かして、樹脂製クーラントパイプとして4輪車での採用を目指すもの。金属製パイプに対して約60%の軽量化が可能なことなどから、すでに国内ではヤマハ発動機の大型バイクに採用されているほか、海外でも欧州の技術供与先が大手自動車メーカー向けに量産を行っている。同社ではこうした実績をもとに、国内自動車メーカーへの採用働きかけを積極化していく。

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