2010年5月アーカイブ

 カルソニックカンセイは、乗用車用メタル担体の開発を推進する。現在主流のセラミックス担体と比較して昇温特性に優れる点を活用してプラグインハイブリッド車(PHV)向けに実用化を目指すもの。開発中の製品は、穴空け加工を施した箔材をハニカム素材として採用したのが特徴。これによりセル通路内の排ガスの流れを活性化することで浄化性能を向上、触媒貴金属の使用量を半減している。同社では、高性能・低コストを武器に早期実用化を目指す。

 部品加工メーカーのクボ製作所(本社・新潟県、佐藤十九一社長)は、独自の接着技術を用いたハニカムパネルの市場開拓に乗り出す。このハニカムパネルは、独自開発の接着性に優れたフェノール系接着シートを用いたもの。コア材にペーパーハニカムを、表面材に金属材や合板などを採用することで軽量・高強度かつ低コスト化を実現しているのが特徴。また、ニーズに応じて樹脂ハニカムを採用することも可能だ。同社では、輸送機器の床材や建材用途をターゲットに市場開拓を推進する。

 日本ゼオンの全額出資子会社のゼオン化成は25日、新開発のパウダースラッシュコンパウンド(PSC)がマツダ・アクセラに採用されたと発表した。PSCは低温特性を改良した塩化ビニル樹脂(PVC)を主材料としており、熱可塑性ポリウレタンに比べて意匠性および成形加工性に優れるのが特徴。今回、その特性と低コスト性が評価され、インストルメント・パネル表皮材に採用された。すでに他の自動車メーカーにおいても採用が検討されており、同社では積極的な展開により同事業を50億円規模に育成していく。

 ソルーシアは、自動車合わせガラス用ポリビニルブチラール(PVB)中間膜で、遮音機能や遮熱機能を持つ高機能中間膜の新製品を相次ぎ投入する。遮音中間膜では、自動車用ヘッドアップディスプレイ(HUD)に最適な「セーフレックスQシリーズ」を開発、すでに2010年型ビュイック・ラクロスのオプションとして採用された。また、遮熱中間膜では、インジウム・スズ・オキサイド(ITO)に代わる新材料を採用した「セーフレックス・ソーラーPVB」を開発し、複数のガラスメーカーが採用に向けテストを実施している。同社では、遮音、遮熱機能を持った高機能中間膜の販売比率を2009年の約15%から数年内に25%へ、さらに中期的には40%まで拡大させる考え。

 自動車用フロアマット最大手の永大化工は、滑りにくい「スリーポイントスパイク加工」および「ストッパー不織布加工」技術を武器に、フロアマットのさらなるシェアアップを推進する。昨年米国で発生した日系自動車メーカーのリコール問題を契機に、安全な純正マットを使用する機運が強まっていることを追い風に、マットのさらなる機能強化も図りながら提案活動を強化し、業績回復に結び付けていく。

 住友金属工業は、超軽量部材の開発など自動車分野における外部企業との連携を加速する。安川電機のロボット制御技術により独自の3次元熱間曲げ焼き入れ(3DQ)技術の高精度・高効率化を実現するなど、外部技術との融合で自社技術の高度化を進める一方、住友グループ各社との自動車技術に関する情報共有化の取り組みを開始した。すでに外部企業との連携では浜松ホトニクスとレーザー技術の自動車分野への適用に取り組んでおり、今後も差別化戦略の一環として独自技術を有する企業との連携を積極化していく考え。

 ダイセル・エボニックは13日、同社のポリメタクリルイミド(PMI)硬質発泡体「ロハセル」が、「LEXUS LFA」に採用されたと発表した。同製品の高剛性・軽量化を実現する機能が評価されたもの。今回の採用を契機に、軽量・高剛性が求められる幅広い分野向けに営業活動を推進していく考え。

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